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産業・化学機械と安全部門

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第 17 回トワイライトセミナー リスク評価と安全対策について「海事国際ルール策定における費用対効果の検討を例として」

2009年11月15日 18:30 - 20:00

独立行政法人海上技術安全研究所 海洋リスク評価系 リスク解析技術研究グループ
三友 信夫 氏

現代社会の「安全」に対する意識の高まり、それに伴う「安全」を確保するための情報、すなわち「リスク」情報が頻繁に伝えられる ようになってきたこの背景について説明があった。さらに、この「リスク」という言葉に関して、分野による意味の違いについて 述べられるとともに、特に工学的な分野では、その事故の発生頻度と事故の及ぼす被害の積として用いられていることについて説明が あった。この工学的分野ではこの「リスク」を制御することにより設備・機器等の安全を確保しようとする管理方法が用いられている ことや、このリスク評価について基本的な概念、手法等を説明するとともに、既に導入されている原子力分野の事例にも触れ、解析方法 の概略について解説された。さらに、運用面で国際ルールの策定が必須の海事分野におけるリスクの評価について、 国際海事機関:IMO(International Maritime Organization)が定めた解析ツールとしてのFSA(Formal Safety Assessment)を 背景から応用まで、特に、LNGタンカーのリスク評価を解析事例として取り上げを丁寧な解説であった。 特別な環境と思われた“海事”のリスクについて講演と思われがちであるが、周りを海に囲まれ、輸入・輸出ともに船舶を多く 利用する日本において、必要不可欠な解析・評価方法であることを認識できた講演会となった。さらに、質問も多岐にわたり時間を 超過するほど活発にディスカッションも行われ、盛況のうちに終わった。(参加者16名)

 

 

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日付:
2009年11月15日
時間:
18:30 - 20:00
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