部門賞
2011年度部門表彰および部門賞
部門賞(論文表彰)
橋丘 豊 氏(三菱電機株式会社)
宮崎 嘉寿也 氏(三菱電機エンジニアリング株式会社)
エスカレータにおいて、手摺と踏み段との同期は、時間軸における人と危険源との分離を図る上で、重要な制御となる。 本研究では、作動期間と手摺滑りとの関係を明らかにするために、各種工夫を凝らした試験機を製作した。 また、試験データの解析で手摺滑りの主要因が駆動装置ではなく、手摺ガイドにあることを明らかにしている。 この結果を元に、より安全で保守の容易なエスカレータ研究にも着手しており、表彰に値すると考える。
2010年度部門表彰および部門賞
部門賞(功績賞)
和田 有司 氏((独)産業技術総合研究所)
- 合計で2期に渡る運営委員、代議員、評議員としての積極的な活動
- 部門所属研究会A-TS17-04 安全安心社会の為のSafety Service Engineering研究会-安全知とものづくりの融合の設置
- 定期的に開催されるトワイライトセミナーへの会場提供にご尽力実施頂いた
- 第86期副部門長、第87期部門長として運営委員会を担っての活動等、誠意あふれる引継ぎやお気づかいの他、多方面の活動は、当部門の運営・活性化につながりました。当部門に多大なる貢献をしたと思われます。
論文表彰
今井 達郎 氏
福田 隆文 氏
平尾 裕司 氏
(長岡技術科学大学)
- 産官学共同研究の一つとして食品超高圧処理装置の安全技術を取り上げ、リスクアセスメントからリスク削減までのトータルな研究と開発、現場での適用を行なっている。
- 対象とした機械は、食の高付加価値化を推進する新規食品処理装置であり、最新の安全規格である ISO 13849-1:2006 のPLをベースに、必要な所に必要なレベルのリスク削減措置を施している。
- 本研究は、最新の安全規格を最新の機械に適用した好例であり、合わせて、現場から出た課題に対するソリューションとして、安全タイマーの研究に踏み込んでいる点、地域密着型で安全技術の普及に貢献している点
などから、表彰に値すると考える。
2008年度部門表彰および部門賞
部門賞(功績賞)
福田 隆文 氏(長岡技術科学大学)
合計で4期に渡る運営委員としての積極的な活動 .その中でも,部門初の研究発表講演会の立ち上げ、 機械の日関連の見学会の立ち上げや運営,部門所属研究会A-TS17-1化学プラントの信頼性・安全性研究会の 運営部門長として運営委員会を担っての活動等,多方面の活動は,当部門の運営・活性化につながりました. 当部門に多大なる貢献をしたと思われます.
論文表彰
平沼 栄浩 氏(セーフティプラス株式会社)
夏目 武 氏(前筑波技術短期大学)
塩谷 光 氏(東京工科大学)
山内 慎二 氏(駒沢大学)
古野 紀雄 氏(日本電気株式会社)
中島 洋行 氏(作新学院大学)
平沼氏らによる論文は,従来個別に捉えてきた”生産性”と”安全性”の協調によるメリットを考察 したものである.機械類の安全関連系(SRS)の信頼性に着眼し,機械据付け時のSRS信頼性の維持を人または機械システムに 委ねた場合のコスト比較を行っている.具体的には、両者のライフサイクルにおけるコストをリスクマネジメントの意思決定 から数値で示し,安全設計による利益拡大の可能性を報告している。 安全設計が製造業の利益拡大に貢献することの報告は過去にもあるが,その根拠を科学的に示した論文は類が無く,新規性が 高いと考えたためである.
2007年度部門表彰および部門賞
部門賞(功績賞)
大原 良友 氏(千代田化工建設株式会社)
合計で5期に渡る運営員としての積極的な活動トワイライトセミナーの立ち上げに貢献部門長としての運営委員会を担っての活動などの推薦理由
論文表彰
時枝 寛之 氏(中日本高速道路株式会社)
論文名「車線規制レスを目的としたキャビテーション噴流技術を用いたトンネル照明灯具の高速清掃装置の開発」 従来の清掃技術に対して,能力,効率ともに大幅に向上させた技術であり,安全への寄与が高い.