ネイパル砂川での出会いと発見
―第23回全道学生親睦会・見学会に参加して―
(北海道工業大学 機械工学科3年 学生会副運営委員長/小川紋範)
2000年8月23日(水)〜24日(木)にかけて、全道学生会の幹事である竹澤先生の企画のもと全道学生親睦会が開催された。北海道支部各会員校(函館・釧路両高専は授業のため残念ながら不参加)の多くの学生が参加し、にぎやかな親睦会・見学会となりました。
親睦会の一日目はネイパル砂川に集合し、拡大幹事校会が行われ、北海道学生会のこれからの行事の予定と計画について説明があった後、砂川市の市営球場でソフトボール大会が行われた。 結果は、苫小牧工業高等専門学校チームの優勝であったが、最後の試合では全チームが1勝1敗の同率になる可能性が生じ、点数差で勝敗が決まるかという状態で見ているほうもはらはらドキドキの楽しい試合となった。 試合終了後は、温泉のパンケの湯で汗を流した後、ネイパル砂川に戻り、懇親バーベキュー大会が始まり、表彰を行いながら、会員校の枠を超えて楽しい懇親会となりました。
研修二日目は、朝食後、宿舎の決まりである朝のつどいに参加し、他の小学校等の団体とともに昨日の行動とこれからの予定を報告し、今回のメインイベントである地下無重力実験センター、無重力科学館、かみすながわ炭鉱館見学へ出発しました。
地下無重力実験センター(JAMIC)は、わが国が、国際社会の中で活力を維持し、安定的に発展していくためには、創造的技術の確立を目指すことが不可欠であるという理念から、技術革新の基盤である基礎的研究の充実と、創造的先端技術開発を強力に推進していくことを目的として、新エネルギー・産業技術総合開発機構、北海道、上砂川町、民間の出資による第三セクターとして、平成元年3月1日に設立され、北海道上砂川町に無重力実験施設を建設されました。平成3年10月から本格的に営業を開始され、広く一般の利用に供されたところで、今回の見学では、山岡勝所長様のご説明後、ハプニングのため当初の予定を多少変更しましたが、実験装置を落下カプセルに収納するところから地上への回収、そして一瞬できごとである落下実験をまじかに見学でき、驚きと感激で言葉が出ませんでした。
こうして、長いようで短い懇親会・見学会終了しましたが、普段の生活では接することのできないであろうJAMICでの最先端の実験を見学する機会を設けてくれた日本機械学生会、幹事である竹澤先生、すばらしい実験と設備を時間の許す限り見学をさせてくれたJAMICの方々には、感謝の念でいっぱいです。
また、全道の学生会員の皆さんおよび諸先生には、進行不十分な折、なにかとご協力を戴き、この場を借りまして、お礼申し上げたいと思います。今回お会いできた皆さんに来年3月再び会えることを祈念して感想と致します。