【活動を終了した分科会】

RC212  マイクロ・ナノフルイディクスに関する調査研究分科会(自2004年4月 至2006年3月) ■紹介 概要
主 査 塚本 寛 (九州工業大学)
幹 事 渡辺 正夫(九州大学)

P-SCC7  風車のパラダイムシフト−日本の環境に適合した風車の研究開発−分科会
(自 2005 年 4 月至 2007 年 3 月末)  ■紹介
主 査 荒川 忠一( 東京大学 )
幹 事 長谷川 豊(名古屋大学)
活動報告

P-SC329 流体の抵抗減少効果に関する研究分科会(自2000年10月 至2003年9月)■紹介
主 査  渡辺 敬三(東京都立大学)
幹 事  東  恒雄(大阪市立大学)
活動報告

P-SCD 339 噴流現象の基礎と先端的応用に関する研究分科会 (自2002年9月 至2005年8月)■紹介
主 査  社河内敏彦(三重大学)
幹 事  辻本 公一(三重大学)
活動報告

P-SCD345 機能性流体工学の先端融合化に関する研究分科会(自2003年4月 至2006年3月)■紹介
主 査  西山 秀哉(東北大学)
幹 事  佐藤 岳彦(東北大学)
活動報告


【活動を終了した研究会】
A-TS 05-12 気-液系流れのダイナミクスに関する研究会 (自1997年1月 至2004年12月)■紹介
主 査   佐藤 恵一(金沢工業大学)
幹 事   木村 繁男(金沢大学)
  活動報告
A-TS 05-16 新エネルギー研究会 (自2000年7月 至2004年6月)■紹介
主 査  林 農(鳥取大学)
幹 事  原 豊(鳥取大学)

  活動報告

【活動を終了した分科会の紹介】
[研究協力事業委員会所属]
RC212 マイクロ・ナノフルイディクスに関する調査研究分科会(自 2004 年 4 月 至 2006 年 3 月)
主査

塚本 寛 (九州工業大学)

幹事 渡辺正夫(九州大学)

■近年,手の平サイズのプラットフォーム上に様々な流体デバイスを集積して一連の生化学分析を実現するマイクロ TAS ( Micro Total Analysis System )や Lab-on-a-Chip と呼ばれる微小な生化学分析チップの開発に注目が集まっている.この実現には,マイクロポンプ,マイクロリアクタ,マイクロ流路など,様々なマイクロ流体要素が必要であり,ナノリットルレベルの微少溶液を効率よく移動・混合・停止させるなどの溶液操作技術がキーテクノロジーとなる.激しい開発競争の中,製品開発が流動現象の解明に先行している感があり,マイクロフルイディクス技術を更なる微細化によってマイクロシステムやマイクロプラントへと発展させるには,基礎的な物理現象の理解に基づいたマイクロ・ナノフルイディクス技術の構築を目的とする産業界と研究者の相互交流が不可欠である.

  本分科会は,流動現象に関する実験的手法や解析的手法に精通した研究者を結集し,お互いの研究を補完し合い,微小流体運動制御技術の一層の進展を図ることを目的としている.進歩の著しいマイクロ PIV によるマイクロチャンネル内流動現象の計測データや解析結果の蓄積,各種センサやマイクロ流体要素の特性比較によって,マイクロフルイディックスの問題点を明らかにする.さらに,マイクロ・ナノフルイディクス技術を基礎とするマイクロシステムやマイクロプラントへの発展を図ると共に,これらの活動を通して,今後のこの方面の方向性を明らかにしていく.

P-SCC7

風車のパラダイムシフト?日本の環境に適合した風車の研究開発?分科会(自 2005 年 4 月 至 2007 年 3 月末)

主査

荒川 忠一( 東京大学 )

幹事

長谷川 豊(名古屋大学)

■近年の風車の普及にもかかわらず,国内では台風や雷などの被害が相次いでいるため,日本の環境に適合した風車の設計・建設が急務である.さらに, 2010 年の 300 万kWの政府目標を達成し成長するためには,洋上風車を目指した超大型風車への展開が必須である.これらを可能にすべく,流体力学,計算力学,そしてエネルギーシステムをはじめとする多領域の横断的な手法により新しい技術を確立することを目指す. 調査研究事項:

  • 日本の環境に適合した風車開発の技術要素の整理 さまざまな運転状況における性能予測手法の確立 流体力学,構造力学などの連成解析の導入 日本の環境に適合した風車システム,設計手法の提案 実験による上記提案の信頼性の確認
  • 日本洋上に適合した超大型風車システムの提案
P-SC329

流体の抵抗減少効果に関する研究分科会(自2000年10月 至2003年9月)

主 査

渡辺 敬三(東京都立大学)

幹 事

東  恒雄(大阪市立大学)

■ 近年,省エネルギーや地球温暖化防止の観点から流体の損失や抵抗を減らす試みが注目されている.
  これは抵抗減少効果(Drag Reduction)と呼ばれ,非ニュートン流体における流れ挙動の一部を包含する流体工学の主要な研究分野でもある.また,その現象が応用される流れの領域も乱流域のみならず,マイクロマシンに関連する微小流路における層流域まで広がりをみせている.それゆえ,乱流現象や固体近傍の流体の流れ挙動と密接に関連する抵抗減少効果を系統的にまとめ,その問題点と課題を明らかにしてこの分野のさらなる発展を図ることは十分意義のあることと考えられる.一般に,抵抗減少効果を得るための方法は,(1)流体にある種の物質を添加・混入する,そして(2)流体と接する固体壁面の形状や性状などを変えるという二つに大別される.すなわち,前者は1948年に見出された高分子溶液のトムズ効果や最近注目されている界面活性剤溶液,あるいはマイクロバブルなどの応用が,また後者はリブレットや超はっ水性壁などの応用がそれぞれ対応する.
 本研究分科会はこれらの手法で得られる抵抗減少効果の応用範囲の拡大と新しい手法の構築を目的として年間3〜4回の研究会を実施し,抵抗減少効果を生ずるメカニズムと流れの遷移や乱流現象との関連事項などについて調査研究を行う.

P-SCD339

噴流現象の基礎と先端的応用に関する研究分科会 (自2002年9月 至2005年8月)

主 査

社河内敏彦(三重大学)

幹 事

辻本 公一(三重大学)

■ 速度をもった流体が小孔(スリット,ノズル)から空間中に噴出する現象,いわゆる噴流現象は,その本質が流体工学にとって最も重要な乱流現象を含む各種の自由及び壁面せん断流れ(流れのはく離,渦の生成などを伴う)である,周囲の状況によっては衝突・付着流れ,振動流れとなる,気体と液体あるいは固体と気体などが混じり合って流れる混相流れとなるなどのため,また,多くの産業分野で多用されているなどのため非常に興味深い事象である.しかしながら,噴流現象は前記したように非常に多種多様であるため,従来あまり系統的な研究がなされていない,また,噴流現象に対する基礎的な理解が不十分なためその先端的な産業分野への応用が十分になされていない,などの状況が存在する.
  本研究分科会では,多種多様な噴流現象を”噴流工学”という一貫した観点で基礎から応用までを系統的に纏めるとともに,さらに,その先端的な産業分野への応用を調査研究する.

P-SCD345

機能性流体工学の先端融合化に関する研究分科会(自2003年4月 至2006年3月)

主 査

西山 秀哉(東北大学)

幹 事

佐藤 岳彦(東北大学)

■  平成元年に磁性流体を中心に機能性流体に関する研究が開始され,その後,電磁場に応答するMR流体,ER流体,液晶,さらには,プラズマ流体や混相流体等,対象とする流体も拡大してきている.これまで学術活動として,国際会議や日本機械学会等でのワークショップ,フォーラム,OSや特別講演等の企画,さらには,啓蒙書の出版,平成15年には,機能性流体を含んだ機械工学便覧や数値流体力学ハンドブックの発行も予定され,社会還元や知的資産の蓄積も進んできている.近年では,機能性流体工学の基礎研究として,物理化学的な手法によりナノ〜ミクロレベルでの複雑構造の解明,応用研究としては,機能性流体とセンサー,コントローラ,材料等を組み合わせたシステム化,すなわち,知能流体システムの構築へと展開している.
  本研究分科会では,P-SC240「知能流体工学に関する調査研究分科会(1993-1995)」を発展させて,機能性流体工学に関し,異なる流体を研究対象とする研究者や異分野間での融合化研究により,基礎から応用までの新たな研究シナリオの策定およびナノ・材料,環境・エネルギー,ライフサイエンス等の先端重点分野への展開をはかり,流体工学での新領域創成に関し,調査研究を行う.

【活動を終了した研究会の紹介】
A-TS 05-12 気-液系流れのダイナミクスに関する研究会 (自1997年1月 至2004年12月)
主 査 佐藤 恵一(金沢工業大学)
幹 事 木村 繁男(金沢大学)
■ キャビテーション流れ,気液混相流れ,気中液体噴流,自由表面流れ,海水面流動・波動,など気−液共存系の流れは産業機器に限らず自然界に広く現れ,その現象解明に関する工学的意義は大きい.これらの流れは,従来,個別的に取り扱われたり,あるいは気−液干渉作用の比較的穏やかな場合に限られてきた.
 本研究会では,この種の様々な流れを総合的に検討する場を設けることにより,各分野の研究者の間の意見交換を捉し,これまで学問的に不十分な理解しか得られていない気−液共存流れ系に新たな視点を確立することを目的とする.そのため,気−液系流れにおける動的挙動や相互干渉作用の解明,あるいは単相流に関して明らかにされつつある種々の流れ構造との関係などについて,流体力学的立場から調査・研究を行う.

A-TS 05-16 新エネルギー研究会 (自2000年7月 至2004年6月)
主 査 林 農(鳥取大学)
幹 事 原 豊(鳥取大学)
■ 風力発電,太陽光発電,燃料電池,廃棄物発電,工場排熱利用,小水力発電,コージェネレーションなどを含む新エネルギー全般にわたる広い分野の研究者・技術者が集い,下記の課題について調査研究を行うことを目的とする.
(1)新エネルギーに関する会員相互の情報交換
(2)新エネルギーの先端技術
(3)新エネルギー研究の地域連携,産学連携,研究者間連携の推進
(4)新エネルギー利用の啓発活動
 本研究会は,趣意に賛同する(主として中国四国地方の)個人会員と企業会員で組織し,設立より当面2年間を目途として研究会事業を開催し,その後,会員ならびに社会の要請に応じて各エネルギー種別毎の部会に発展していくことを期待している.

●分科会・研究会の募集について


最終更新日2007.8.21

   サイトマップ