行事一覧2009>No.08-115 講習会 溶融飛灰の資源化技術| 環境工学部門

Last Update 2008.10.22

No.08-115 講習会
溶融飛灰の資源化技術

(環境工学部門 企画)

開催日

 2009年1月29日(木) 10.00〜17.20

会 場

 日本機械学会会議室
  〔東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館5階/電話(03)5360-3500/JR総武線「信濃町」駅徒歩1分〕

趣 旨

 近年、日本国内における廃棄物発生の増加とその質的変化によって、処理段階におけるダイオキシン対策やその後の最終処分の問題を背景とした廃棄物処理方策の検討が多くの自治体で進められている.とりわけ、焼却処理における溶融処理は、廃棄物の減量化による最終処分場の維持・管理および延命化に寄与するとともに、資源の循環的利用を促進するための有効な手段となる.廃棄物処理過程のひとつである溶融処理では、発生するスラグの再利用は多く検討がなされているが、同時に発生する溶融飛灰の取り扱いに関しては、そのほとんどが埋立処理されているのが現状である.とくに、溶融飛灰中に含まれる重金属の溶出は、地下水の汚染や生態系への影響が懸念され、それを防ぐためには十分に配慮の行き届いた処理と管理が求められる.これらを鑑みた場合、重金属を含有した溶融飛灰の埋立処理をすることは、多くのリスク伴うことがわかると同時に、見方によっては高い価値を有する重金属類は回収して再利用した方が、資源循環が実現されるとともに、有害物質の適切な管理システムが構築されることになる.その結果として、環境負荷および環境リスクを低減させることにつながり、環境配慮型の廃棄物処理システムが実現されることになる.そこで、本セミナーでは、溶融飛灰の資源化に関する動向およびその資源化技術の現状について報告し、溶融飛灰の山元還元の実現に向けた指針を見出すことをねらいとする.

題目・講師 

10.00〜11.00/T.将来の循環型社会像からみた溶融飛灰・溶融メタルの山元還元の意義
    大迫政浩・肴倉宏史((独)国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター)

11.00〜12.00/U.溶融飛灰資源化の現状と展望
小野田弘士(早稲田大学環境総合研究センター)

 13.00〜14.00/V.光和精鉱における溶融飛灰資源化処理            
大橋潤一(光和精鉱(株)開発部)

 14.00〜15.00/W.中部リサイクルにおける資源化技術             
 横田育久(中部リサイクル(株)技術部)

 15.20〜16.20/X.三池製錬における溶融飛灰からの重金属回収          
野田眞治(三池製錬(株)熔錬工場長)

 16.20〜17.20/Y.三菱マテリアルグループにおける溶融飛灰の再資源化プロセス  
奥 克由(三菱マテリアル(株) 銅事業カンパニーリサイクル部)

申込方法

 申込者1名につき、行事申込書(http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm )に必要事項を記入しお申し込みいただくか、Web(http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm )からお申し込み下さい.

〔担当職員 宮原ふみ子〕

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