行事一覧>2005>No.05-18講習会 特別セミナー「安全と環境技術」
LastUpdate 2005.01.30
講演会
No.05-18 講習会
特別セミナー「安全と環境技術」
(環境工学部門 企画)
(協賛 エネルギー・資源学会,化学工学会,日本エネルギー学会,日本化学会,日本燃焼学会,廃棄物学会)
開催日
2005年3月10日(木)
会場
東京海洋大学 品川キャンパス
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
http://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/access/01.html
趣 旨
環境工学分野のみならず,最近種々の産業分野で重大事故が目立っています.事故に伴い発生した火災や爆発が,さらに大きな被害に結びつく事例も発生していることから,人命の安全と財産保護のために,このような事故の予防について大きな社会的関心が向けられています.本特別セミナでは,社会の基本ともいえる安全の観点から環境技術がいかにあるべきかを考え,また機械工学・環境工学技術者が備えるべき安全工学の基礎と応用について幅広い事例に沿って学びます.
題目・講師
総合司会 川本 克也 (国立環境研究所)
- 9.50-10.55/(1)安全工学の理論と実際−化学安全の立場から
- 最近,発生した安全問題とその背景について述べるとともに,21世紀の安心・安全社会構築の上で重要な,安全の基本の理解,安全教育・啓発の推進および安全環境の構築について述べる.
- 横浜国立大学 田村 昌三
- 10.55-11.55/(2)安全・安心を志向した廃棄物処理
- 廃棄物処理技術およびシステムが本来的に備えるべき安全面での条件と特質,地域における住民の安心を共創の理念にもとづいて確立することの重要性等を提言する.
- 早稲田大学 永田 勝也,納富 信
- 13.00-13.55/(3)廃棄物の発火危険性
- 廃棄物の処理や貯蔵,リサイクル工程では様々な蓄熱火災が発生している.廃棄物の種類や工程ごとの事故事例を紹介し,蓄熱火災の発生原理,実際の熱危険性評価手法と評価結果について紹介する.
- 神奈川県産業技術総合研究所 若倉 正英
- 13.55-14.50/(4)危険性の試験・評価と管理
- 廃棄物の危険性には,それ自身のもつ危険性,混合時の危険性,取扱作業時の危険性,中間・最終各処理施設の危険性があり,それぞれにおける試験,評価の手法と管理の考え方について解説する.
- 横浜国立大学 三宅 淳巳
- 15.05-16.00/(5)PCB廃棄物処理施設の安全設計
- 2003年12月から開始されたPCB廃棄物の処理事業では,様々なリスクを想定し,その回避,低減化等を図るリスクマネジメントの考え方に基づいた施設整備を行っており,その概要を説明する.
- 日本環境安全事業(株) 立川 裕隆
- 16.00-16.55/(6)プロセス安全性評価と安全設計
- 化学プラントの安全確保にあたっては,潜在危険を洗い出し,異常の発生防止,事故への進展防止,被害の拡大防止という多重防護構造を構築する必要がある.この視点からプロセス安全性評価と安全設計の考え方を紹介する.
- (有)システム安全研究所 高木 伸夫
- 定 員 200名
- 聴 講 料 本会会員,協賛団体会員15 000円(学生員7
000円),会員外20 000円(一般学生10 000円),いずれも教材1冊分,昼食の代金を含みます.なお,聴講券発行後は取り消しのお申し出がありましても聴講料の返金はできませんのでご注意願います.
- 教 材 教材のみご希望の方,または,聴講者で教材を余分にご希望の方は1冊につき会員2
000円,会員外3 000円で頒布いたしますので代金を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.
※本行事終了後は教材の販売はいたしませんので,入手ご希望の場合は本行事にご参加いただくか,または開催前に予約お申込み下さい.
申込方法
申込者は1名につき1枚,行事申込書(http.//www.jsme.or.jp/gyosan0.htm)に必要な事項を記入し,代金を添えてお申し込み下さい.なお,(http.//www.jsme.or.jp/kousyu2.htm)からもお申し込みいただけます.
申込締切日
2月25日(金)までに着金するようにお申し込み下さい.