- English
- Japanese
2021年度部門賞・一般表彰の受賞者の紹介
2021年度の部門賞と一般表彰の表彰者の紹介が,2022年9月,秋田県立大学で開催されたD&D Conference 2022にて,富岡隆弘2021年度部門長兼D&D Conference 2022実行委員長により,行われました.今回は5名の部門賞受賞者と8名の部門一般表彰受賞者が受賞されました.受賞者の栄誉をたたえるとともに今後のますますのご活躍を祈念いたします.
以下に受賞者の方々の紹介を記します. ※所属・成果はいずれも,受賞決定当時のものです.
部門賞受賞者
部門功績賞
田川 泰敬(東京農工大学 教授) 田川先生のコメント
第95期部門長(2017.4~2018.3)を務め,部門活動に精力的に取り組まれました.また2018年8月に東京農工大学 小金井キャンパスで開催された「D&D2018」では実行委員長を務め,「伝統と多様性,新たなる創造へ」を総合テーマとして盛会に導くなど,部門の発展へ大きく寄与されています.
小林 正生(元株式会社IHI) 小林様のコメント
ロータダイナミクスに長年取り組み,当該分野の技術と学術の発展に寄与されました.また,振動工学データベース研究会(通称 v_BASE)の活動に初期から関わり,世界的に見てもユニークな取り組みである振動工学データベースの収集・整備・充実に尽力されています.
学術業績賞
藪野 浩司(筑波大学 教授) 藪野先生のコメント
ナノセンシングの分野で小質量計測法を構築され,ナノグラムオーダーの質量を従来法の数十倍の感度で計測することに成功されました.同分野で他にも多くの業績を上げられています.
技術業績賞
金子 康智(龍谷大学 教授) 金子先生のコメント
回転機械の振動に関する研究,特にタービンブレードの振動解析に長年取り組み,多くの論文を公表されるとともに当該分野の技術の発展に寄与されました.
パイオニア賞
竹原 昭一郎(上智大学 教授) 竹原先生のコメント
接触力学およびマルチボディダイナミクスの分野で着実な実績を挙げられました.近年は,スポーツの動きの解析などの人間・スポーツ工学の分野に研究を展開,機械工学の新たな領域を開拓する活躍をされています.
部門一般表彰者
部門貢献表彰
竹原 昭一郎(上智大学 教授) 竹原先生のコメント
長年にわたり機械力学・計測制御部門でご活躍されており,2020 年度の部門幹事として部門の活性化に大いに貢献されました.特に,部門講演会であるDynamics and Design Conference 2021 の実行委員会幹事として同講演会を盛会に導かれました.また,これまでにも部門運営委員などを歴任されており,部門の発展に尽力されてきました.
安藝 雅彦(日本大学 准教授) 安藝先生のコメント
機械力学・計測制御部門に関する深い造詣から,関連する多くの論文の査読に携わり,論文集の発刊,ひいては学術の振興や本学会の発展に大いに貢献されました.
高橋 直彦(日立インダストリアルプロダクツ) 高橋様のコメント
「機械の振動及び衝撃」の委員を長期にわたり務められるなど,機械力学・計測制御部門の発展に尽力されてきました.機械状態監視資格認証事業委員会や論文の校閲委員会など,技術や学術を適正な進歩に導かれ,本学会の発展にも幅広く貢献されました.
山本 浩(埼玉大学 教授) 山本先生のコメント
機械技術の基盤となる国際規格(ISO)化活動での長年にわたるご貢献など,本学会の発展に尽力されてきました.機械力学・計測制御部門の運営委員なども歴任されており,その発展に大いに貢献されました.
矢部 一明(東洋エンジニアリング) 矢部様のコメント
機械力学・計測制御部門に所属する,振動工学データベース研究会(通称 v_BASE)では,機械システムで遭遇した振動トラブル事例(トラブル未然対策事例を含む)の収集を続け,データベース化を推進しています. これまで主査として,企業からの参加者を強い吸引力でv_BASE 活動に引き寄せて,活動の活性度を高く維持されてきました.また,部門講演会であるDynamics and Design Conference でのv_BASE フォーラムの多数の参加者のとりまとめ,v_BASE で発行する図書の管理など,様々なご尽力をされてきました.
オーディエンス表彰
(Dynamics & Design Conference 2021 優秀発表者)
土方 亘(東京工業大学)
論文名:血液ポンプにおける磁気軸受を用いた生体情報モニタリングと治療への応用
小林 樹幸(鉄道総合技術研究所)
論文名:回転円盤を用いた集電系ハイブリッドシミュレーション
オーディエンス表彰
(MoViC 2021 優秀発表者)
小菅 正道(慶應義塾大学)
論文名:褥瘡予防のための混合ガウスモデルを用いたエアマットレスの体圧分布制御