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2016年度部門賞と一般表彰の受賞者の紹介

(※所属はいずれも受賞決定時のもの)

[部門賞受賞者]

部門功績賞

西村 秀和(慶應義塾大学 教授)

同氏は,2011年度(第89期)部門長を務め,部門講演会や国際会議の実行委員長として部門の発展に貢献されました。また,国際交流や論文誌JSDDの編集にも尽力されたほか,ゲインスケジュールド制御の運動と振動の制御への応用を早い時期から着手した学術業績によっても部門の発展に大きく寄与されました。

部門国際賞

小森 望充(九州工業大学 教授)

同氏は,第15回磁気軸受に関する国際会議(ISMB15)の実行委員長を務め,同国際会議を日本へ誘致し,海外から多数の参加者を集めて盛会へと導かれました。さらには,部門誌JSDDを通して同国際会議での発表内容を世界に発信され,部門の国際化に大きく貢献されました。

部門国際賞

曄道 佳明(上智大学 教授)

同氏は,The Eighth Asian Conference on Multibody Dynamics(ACMD2016)においてGeneral Conference Chairとして会議の中心的な役割を果たし,本会議の成功に大きく貢献されました。また第1回アジアダイナミクス国際交流シンポジウムの企画立案を行うなど,かねてより部門の国際化に多大な貢献を果たされています。

学術業績賞

金子 成彦(東京大学 教授)

同氏は,機械力学・計測制御に関する多数の学術論文と著書を執筆し,日本機械学会奨励賞,論文賞,部門パイオニア賞を受賞するなど,優れた学術業績をあげられました。著書「事例に学ぶ流体関連振動」は世界中で好評を得ており,WEB教材「機械力学の基礎知識」や著書「機械力学ハンドブック」は基礎と応用を平易に記述した教材・教科書として高い評価を受けています。

学術業績賞

芳村 敏夫(徳島大学 名誉教授)

同氏は,雑音が介在した非線形未知システムの推定・制御の基礎理論に関して多数の論文を執筆し,日本機械学会論文賞を受賞するなど優れた学術業績をあげられました。その基礎理論は大気汚染濃度の予測や鉄道車両・乗用車・クレーンなどの運動・振動の解析や制御に応用されており,一部は実用化されるなど多大な功績を残されています。

技術業績賞

石塚 真一(サイバネットシステム株式会社 テクニカルフェロー)

同氏は,有限要素法や制御系設計ツールなど,機械力学・計測制御部門の基幹を成すCAE/シミュレーション技術に関するサポートやコンサルティング業務に指導的立場として長く貢献し,同部門に関する研究開発を支えました。また,モード解析研究会,MOVIC研究会等,種々の活動に積極的に参加し,学術界と産業界を繋ぐツールベンダとして部門活性化に貢献されました。

[部門一般表彰者]

部門貢献表彰

高崎 正也(埼玉大学 教授)

2015年度機械力学・計測制御部門運営委員会の幹事として部門の活性化に寄与されるとともに,2016年度機械力学・計測制御部門講演会(D&D2016)では実行委員会幹事として尽力され,講演会を盛会に導かれました。また,同講演会のオンライン登録を提案・推進し,事務局の負担軽減にも貢献されました。

オーディエンス表彰(Dynamics & Design Conference 2016 優秀発表者)

内山雄太((一財)電力中央研究所
論文名:多管体系での分岐部音響共鳴における湿り蒸気流中の圧力振幅特性

竹澤晃弘(広島大学)
論文名:モード減衰比の向上を目的としたマルチマテリアルトポロジー最適化

武田真和(青山学院大学)
論文名:空気圧で浮上する平板と支持構造の動的安定性

D&D/MoViC2017における表彰式