Dynamics and Design Conference 2002
学生向け講習会:機械力学・計測制御の最前線(ミニマムからのアプローチ)No.2
「それで充分線形解析,おこると怖いぞ非線形現象
開催日:2002年9月18日(水)13:00〜17:15 D&D2002併催行事
会 場:金沢大学角間キャンパス(会場3階第4室)
趣 旨 前回好評を博した標記学生向け講習会で,今回は統一テーマとして「非線形現象の捉え方」に関する話題を提供する.部門に関連した分野の研究を志している学生諸君に,本テーマの研究の最前線をミニマムの知識からわかりやすく解説し,より広い視野,新しい観点からの研究遂行の一助とすることが目的である。同じ分野で研究を行っている学生が一堂に会する場としても貴重であり,今後発展的にさまざまな企画を行うことにより,学生同士の刺激の場としても有効であると考えられる.また,講師陣との懇談の場を設け,その内容とともに学生本位の講習会を目指す.
司会:吉武 裕(長崎大)
題目・内容・講師
9月18日(水)
13:00〜14:00 線形,非線形問題の境界線(問題解決の勘所) 佐藤秀紀(金沢大)
線形解析の適用で解決される問題は数多くある.ではなぜ非線形解析が必要になるのか,
線形問題,非線形問題の境界をどうやって見出すのかという勘所を解説する.
14:00〜15:00 非線形現象への取り組み最前線1 永井健一(群馬大)
非線形性が含まれる場合の特徴的な現象について,身近な事例を挙げて理論的な仕組みを平易に解説する.
特に,現象に潜む非線形性の存在をどう見出すのか,
その存在により現象にどのような特性が出現するのかを線形問題との比較において検討する.
15:15〜16:15 非線形現象への取り組み最前線2 近藤孝広(九州大)
同上
16:15〜17:15 非線形現象の制御と利用 藪野浩司(筑波大)
非線形現象の発生メカニズムを本質的に理解するには、
近年カオス理論とともに数学の分野で発展している力学系理論が必要不可欠である。
本講義では、機械システムに生じる非線形現象(とくに分岐現象)を例にとりあげ、
力学系理論をもちいた非線形現象の解析法および制御法を紹介するとともに、
分岐現象を積極的に利用した運動制御法の一例を紹介する。
17:30〜19:00 茶話会(参加無料 会場は当日発表いたします)
定 員:60名
聴講料:D&D参加者は参加登録料に聴講料を含みます。
ただし,資料代500円をご負担ください。
講習会のみ参加の場合:学生会員2,000円,一般学生3,000,会員12,000円,会員外18,000
申込方法:申込者1名につき,「No.02-9 D&D2002学生向け講習会 参加申込」と題記し,
(1)氏名,(2)会員資格および会員番号,(3)連絡先(含む電話番号・FAX番号・E-mail Address)をご記入のうえ,
9月6日(金)までに下記あてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さい。
定員となり次第締切りますが,定員に満たない場合には当日の受付も致します.
資料代ならびに講習会のみ参加費は当日受付時に申し受けます。
お申込,お問合せ先
上智大学理工学部機械工学科 曄道佳明
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
電話:03-3238-3314,Fax:03-3238-3311,E-Mail:y-terumi@sophia.ac.jp