講習会のご案内


第95回講習会

世界をリードする環境対応化自動車の最新部品生産技術

【共催 精密工学会中国四国支部】
【賛助 (財)岡山工学振興会】

開催日時

2005年8月25日(木)9:30〜16:50

会 場

テクノサポート岡山 大会議室
【〒701-1221 岡山市芳賀5301/電話(086)286-9664/FAX(086)286-9710/http://www.optic.or.jp/zaidan/gaiyou/access.html】

趣 旨

  我が国の自動車産業は,環境,安全など時代のニーズに即応できる世界的な技術力によって,今や景気回復の牽引役となっています.本講習会では,今後特に発展が見込まれる自動車の環境対応化をキーワードに,自動車メーカからは環境対応化自動車の将来展望を,要素機器メーカからは環境対応化ユニットの開発について,さらに工具,工作機械,計測器メーカから次世代につながる精密加工ならびに計測評価技術について,苦労話を交えながら講演いただきます.自動車関連に限らず,製造業全般にわたる有益な情報をご提供できるものと確信しております.皆様のご参加をお待ちしております.

題目・講師

(1) 9:30〜10:30/自動車の環境対応動向とマツダの取り組み
   講師:マツダ(株)  中野 隆裕
    地球温暖化防止,大気汚染改善,廃棄物削減など環境問題に関する社会動向について紹介する.また,これら環境問題に対する自動車メーカ(マツダ)の取り組み(CO2削減,排出ガスのクリーン化,水素自動車開発,リサイクル対応など)について紹介する.
(2)10:40〜11:40/世界初エジェクタサイクルEJECSの実用化
   講師:(株)デンソー  武内 裕嗣
    近年地球温暖化などの環境保護に対する技術開発のニーズが高まっている中,世界で初めてエジェクタを用いた冷凍サイクルの製品化に成功した.このエジェクタサイクルは,従来の膨張弁の代わりに設置されコンプレッサの動力を低減し従来比50%の効率向上を達成した.
(3)12:40〜13:40/ベルトCVT用プーリ表面構造制御による燃費の向上
   講師:ジヤトコ(株) 加藤 芳章
    自動車用ベルトCVTのプーリの表面粗さや,溝パターンなどの表面テクスチャーを微細加工により制御することでCVTの伝達効率を向上させ,自動車の燃費向上に貢献する技術を紹介する.
(4)13:40〜14:40/CBN工具による環境対応化自動車部品の生産技術
   講師:住友電工ハードメタル(株)  深谷 朋弘
    環境対応のための自動車部品の高機能化,軽量化を目的として,焼入鋼部品の高精度化や,焼結部品材料の高強度化等が進展している.このような部品の切削加工を可能にするPCBN工具を用いた最新の加工技術を紹介する.
(5)14:50〜15:50/環境対応化自動車部品の生産に貢献する砥粒加工事例の紹介
   講師:トーヨーエイテック(株)  高村 誠三
    当社主力商品である日本一のシェアを誇る内面研削盤,そしてホーニング盤,超仕上盤などの砥粒加工機による,環境対応ために高精度化した自動車部品などの加工事例を紹介する.
(6)15:50〜16:50/自動車における表面粗さ評価とJIS規格改正
   講師:(株)東京精密 計測社  神崎 努
    従来の表面粗さは単純な凹凸の評価が主流であったが、新規格では部品機能をより具体的に評価可能なパラメータが追加されている。自動車の表面粗さ評価で用いられるパラメータを取り上げ、規格改正の要点を説明する.
   

定 員

 100名,先着順に受付け,満員になり次第締切ります.

聴講料

 会員(共催会員を含む)10,000円,会員外12,000円,学生 無料.いずれも教材1冊分の代金を含みます.会員外の方はこれを機会に入会されることをお薦めします.

教 材

 教材のみのご希望は1冊につき3,000円.講習会終了後発送いたします.

申込方法

 はがき,FAXまたはE-mailで,「第95回講習会申込み」と題記し,(1)氏名,会員資格,(2)勤務先名称,所属部課名,(3)通信先(住所,電話,FAX番号,E-mailアドレス),(4)送金内訳と振込日(または振込予定日)をご記入の上,お申し込み下さい.
 送金は,銀行振込(中国銀行法界院支店普通預金No. 1828256)をご利用下さい(口座名:精密工学会岡山講習会).

申込締切

  2005年8月12日(金)
なお,申込締切日後も収容人数に余裕のある場合は,当日まで受け付けます。電話,FAX,E-mailにてご確認のうえお申し込み下さい.

申込先

 〒700-8530 岡山市津島中3-1-1/岡山大学工学部機械工学科内/精密工学会中国四国支部講習会/電話(086)251-8039/FAX(086)251-8039/E-mail: okamoto@mech.okayama-u.ac.jp

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