講習会のご案内


第92回講習会
感性デザインのすすめ
――人にフィットした製品の創出――


〔協賛:鳥取大学地域共同研究センター、日本感性工学会、鳥取県弱電企業共同組合、耕幹の会〕

開催日時

 2004年11月19日(金) 9:30〜16:50

会 場

 鳥取大学工学部 大学院棟2FL SCSゼミナール室

趣 旨

 製品の差別化をはかるため、使う人に心地よい、使いやすい、いわゆる人にフィットした製品が求められている。本講習会では、視覚や聴覚、操作感など人の感性に訴える製品、ユーザインターフェースの優れた使いやすい製品など、人間中心の製品のデザインはどのようにあるべきかを解説する。製品の企画、開発、設計にたずさわっておられる方に是非聴講していただきたい内容である。

内 容

(1)
9:30〜10:40/商品開発における感性デザイン
講師:三菱重工業(株)冷熱事業本部 主幹 観音立三 氏
概要:商品開発においては、商品だけでなく開発プロセスも、感性や人間性が重要な要件となっている。これらと、感性を定量化する技術であるヒューマンテクノロジーについて、最近動向を紹介する。また、具体例として、カーエアコンの快適性を紹介する。

(2)
10:50〜12:00/ヒューマンデザインテクノロジーで使い易く魅力のある製品を作る
講師:和歌山大学 システム工学部 デザイン情報学科 教授 山岡俊樹 氏
概要: 論理的デザイン及び製品開発であるヒューマンデザインテクノロジー(HDT)を活用して,使い易く魅力ある製品を構築する方法について述べる.HDTは構造化コンセプトに基づいて可視化を行い評価(V &V)を行なう手法です。

(3)
13:00〜14:10/視覚に訴える製品のデザイン
講師:(株)リョーイン デザインG長 和田眞爾 氏
概要:製品が人々に受け入れられ、使いやすい製品と成るための視覚要素について説明。これまで、経験した工業デザイン、特に生産機器、設備類のデザインにおいて、機械と人との接点となる操作部や環境と調和する外観がどの様にあるべきか、事例を交えて紹介する。

(4)
14:20〜15:30/工業製品のサウンドデザイン
講師:ヤマハ発動機(株)研究創発センター システム技術研究室 主管 前田 修 氏
概要:我々の身の回りには工業製品から出るサイン音や作動音が溢れているが、それらは概してよい音ではない。音環境改善と製品差別化のため、音もデザインが必要である。本講演ではその事例とデザインツールや評価手法などを紹介する。

(5)
15:40〜16:50/視覚と触覚を融合したバーチャルリアリティーと製品の操作感デザインへの応用
講師:京都大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 助教授 横小路泰義 氏
概要: 仮想環境へのインタフェース構築においては,現実世界と同様な視覚と触覚との整合性を保つこと,使用者になるべく余計なデバイスの装着を要求せずにリアルな接触感を与えることが重要である.本講演では,視覚と触覚を融合した仮想環境へのインタフェース構築の例を幾つか紹介し,製品設計および評価への応用例についても触れる.

定 員

 80名。申込順に受付、定員になりしだい締め切ります。

聴講料

 会員ならびに協賛団体会員8000円、会員外10,000円、学生2000円。いずれも教材1冊分の代金を含みます。

教 材

 教材のみご希望の方は1冊に付き会員2000円、会員外3000円を添えてお申し込みください。講習会終了後に発送いたします。

申込方法

 はがき、FAXまたはE-mailで、「第92回講習会申込み」と題記し、(1)氏名、会員資格、(2)勤務先名称、所属部課名、(3)通信先(住所、電話、FAX番号、E-mailアドレス)、(4)送金内訳と振込日(振込予定日)をご記入の上、お申し込みください。
 送金は、銀行振込(広島銀行西条南支店普通預金No.2429670)または郵便振替(01370-6-5207)をご利用ください(口座名:(社)日本機械学会中国四国支部)。なお、送金には、上記内容を記入した用紙を添えて現金書留をご利用いただいても結構です。更に、講習会当日ご持参いただいても結構です。
 当日会場払いご希望の方はその旨をお伝えください。
 定員に余裕がある場合は当日の申込み、参加も受け付けますので、下記に問合せのうえ、ご来場ください。

申込締切

   定員に達するまで受け付けます。

申込先

 〒739-8527東広島市鏡山1-4-1/広島大学工学部内/日本機械学会中国四国支部/電話&FAX(082)424-7533/E-mail:jsme@mec.hiroshima-u.ac.jp
または
 〒680-0947鳥取市湖山町南4-101/鳥取大学工学部機械工学科/西村正治(講習会世話人)/電話&FAX(0857)31-5198/E-mail:mnishimura@mech.tottori-u.ac.jp

ご注意

 聴講決定後は聴講取り消しのお申し出がありましても,聴講料は返金いたしません.

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