講習会のご案内
第89回講習会
エンジニアのための基礎からのレーザー応用最新技術
【共催 岡山大学地域共同研究センター,賛助 (財)岡山工学振興会】
開催日時
2003年10月17日(金)9.50〜16.30
会 場
岡山大学大学院自然科学研究科 大講義室(2F)
【〒700-8530 岡山市津島中3-1-1 岡山大学自然科学研究科/電話(086)251-8049/FAX(086)251-8266/
http://www.okayama-u.ac.jp/Location/tsushima_j.html】
趣 旨
最近,レーザは身近なものになりつつあります.レーザを使うことにより何ができるのか,いくつか例を示しながら基礎から応用例まで解説します.例えば,新たな製品の開発にはその特性を調べるために何かを計測する必要がありますが,従来の方法では計測することができなかったり,精度や応答性が十分でなかったりと壁にぶつかる場合があります.熱流体を扱う場合の計測手法としてレーザを使用したり,加工のためにレーザを使用する場合について,具体的に事例を挙げながら解説しますので,エンジニアが新たな商品開発を行う際のヒントになれば幸いです.本講習会では,第一線で活躍されている講師陣により,基礎知識とその応用力を身につけていただくことを趣旨としています.多数の参加をお待ちしております.
題目・内容・講師
(1) 9:50〜10:50/PIVの基礎と応用(応用例:混相流計測など)/岡山理科大学工学部講師 桑木 賢也
PIVの測定原理の解説を行ない,応用例として混相流解析への適用について述べる.PIVによる混相流計測の結果を示すとともに,計測上の問題点などについても述べる.
(2) 11:00〜12:00/吸収法の基礎と応用(応用例:点火栓近傍燃料濃度計測など)/岡山大学大学院自然科学研究科教授 冨田栄二
レーザの吸収を利用してガス濃度を計測する手法について解説する。特に、点火栓に光学系を埋め込んで点火栓近傍燃料濃度をその場で計測することができることを示す.
(3) 13:10〜14:10/干渉法の基礎と応用(応用例:変位, 流体温度計測など)/岡山大学工学部助教授 高橋 智
波の性質を利用した光干渉計測の原理を分かりやすく解説し,変位,形状,温度,圧力の精密測定・非接触測定を行った具体例を幅広く説明するとともに,これからの干渉測定の可能性について述べる.
(4) 14:20〜15:20/LDA, PDAの基礎と応用(応用例:噴霧粒子径および速度の同時計測など)/岡山大学大学院自然科学研究科助手 河原 伸幸
LDAの原理および応用例について解説する.また,PDAを使用してエンジン用インジェクタから噴射される燃料液滴の粒径と速度を同時に計測する手法などについて解説する.
(5) 15:30〜16:30/レーザ加工の基礎と応用(応用例:薄板の精密切断など)/岡山大学工学部教授 宇野義幸
レーザ加工の基礎について述べた後,YAGレーザを使用した薄板の精密切断,プラスチックのフォーミング,ITO電極の作製等のレーザ加工技術について解説する.
定 員
100名,申込み順に受付け、定員になり次第締め切ります.
聴講料
会員(共催会員を含む)8,000円,会員外12,000円,学生2,000円.いずれも教材1冊分の代金を含みます.会員外の方はこれを機会に入会されることをお薦めします.
教 材
教材のみご希望の方は1冊につき会員3,000円,会員外5,000円を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.
申込方法
はがき,FAXまたはE-mailで,「第89回講習会申込み」と題記し,(1)氏名,会員資格,(2)勤務先名称,所属部課名,(3)通信先(住所,電話,FAX番号,E-mailアドレス),(4)送金内訳と振込日(または振込予定日)をご記入の上,お申し込み下さい.
送金は,銀行振込(広島銀行西条南支店普通預金No.2429670)または郵便振替(01370-6-5207)をご利用下さい(口座名:(社)日本機械学会中国四国支部).
なお,送金には,上記内容を記入した用紙を添えて現金書留をご利用いただいても結構です.
申込締切
当日まで受け付けます。
申込先
日本機械学会中国四国支部
(〒739-8527 東広島市鏡山1丁目4番1号/広島大学工学部第一類内/電話&FAX (0824)24-7533/E-mail:jsme@mec.hiroshima-u.ac.jp)
ご注意
聴講決定後は聴講取り消しのお申し出がありましても,聴講料は返金いたしません.
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