特別講演会「流体関連振動/騒音問題の解決に向けて」
開催日 2005年11月18日(金) 13:00〜15:30
会 場 徳島大学工学部共通講義棟K504教室
講 師 大阪産業大学 工学部 教授 中村友道
川崎重工業(株)技術研究所 主任研究員 青木 誠
趣 旨 わが国の電力供給の一翼を担う原子力発電では、かつて蒸気発生器の管群の破損事故や高速増殖炉「もんじゅ」の温度計さや管の破損事故が発生し、わが国のエネルギー政策を揺るがす大問題に発展したことは記憶に新しい。これらの例にあるようにボイラ・熱交換器などの管群、配管内に設置された物体(温度計や整流板など)などは、発電プラントや化学プラントなどのあらゆるところで使用されており、重要な機能を有する設備要素である。しかしながらプラントを稼動させると予想しなかった異常振動や大音響の音が発生し、管群や配管が破損するのみならず、作業員はもとより、近隣住民からの苦情が殺到するなど大問題となり、プラントを停止せざるを得ない場合もしばしば見受けられる。その結果、メーカにとっては多大な補償工事費が発生するのみならず、社会的な信用を失墜するなど甚大な損害を蒙る。したがって、このような事態を未然に防ぐ技術の確立は重要である。これらは流体に起因した振動・騒音問題であるが、流体工学と機械力学の境界領域の分野でもあるためその関心が一部の専門家に集中し、多くのユーザーの知るところではなかった。
そこで本特別講演会では、プラントメーカーやユーザーの技術者、大学の研究者、学生にご参加いただき、この種の問題を理論面と実際面で数多く経験された講師の方に事例紹介と問題解決のためのアプローチ法について講演していただきます。奮ってご参加下さい。
参加料 無料
定 員 60名(先着順)
参加申込み 「特別講演会(徳島)申込み」と題記し、(1)氏名、(2)勤務先名称、所属部課名、(3)通信先(住所,電話、FAX番号、E-mailアドレス)を記入の上、はがき、FAXまたはE-mailにてお申込みください。
申込締切 2005年11月11日(金)
問合せ先 〒770-8506 徳島市南常三島町2-1/徳島大学工学部機械工学科/石原国彦/電話(088)656-7366/FAX(088)656-9082/E-mail:ishihara@me.tokushima-u.ac.jp
申込み先 〒739-8527 東広島市鏡山1-4-1/広島大学工学部第一類内/日本機械学会中国四国支部/電話&FAX(082)424-7533/E-mail jsme@mec.hiroshima-u.ac.jp