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【特別講演】

日時:11月21日(月) 9:50 ~ 12:00
場所:KFCホール

特別講演1(燃焼シンポジウム)
時間:9:50 ~ 10:50
講師:植田 利久 (帝京大学)
演題:燃焼現象における分子輸送の役割

特別講演2(内燃機関シンポジウム)
時間:11:00 ~ 12:00
講師:石山 拓二(京都大学名誉教授)
演題:ディーゼル燃焼の研究とエンジンの低エミッション・高効率化
概要:おもに燃料・空気の混合過程についてのこれまでの研究結果にもとづいて,PCCI 燃焼を含 むディーゼル燃焼の熱発生過程,およびエミッション,熱効率を左右する現象の多くがお おむね理解できる.これは,多くの研究者が実測値を読み,解釈するときに既知のことと して使っている方法・内容であり,改めてこれを確認したい.その上で,エミッション・ 熱効率改善の観点で,さらに研究を進めるべき事項は何かを検討する.


【SI基調講演】

日時:11月22日(火) 13:30 ~ 15:10
場所:E室(Room 10A)
講師:鈴木 琢磨(日産自動車)
演題:電動車両に特化した高効率発電用エンジンのための筒内ガス流動コンセプト
概要:近年のCO2低減に貢献している電動パワートレインにおいて,熱効率向上の観点から,高希釈燃焼の実現が求められている.高希釈燃焼においては緩慢な燃焼によるサイクル安定度悪化が課題であり,その主要因となる初期火炎核の安定形成が必要となる.これまでの研究で,初期火炎核の安定形成のために,強いタンブル流による放電チャネル安定化の燃焼コンセプト"STARC" (Strong Tumble and Appropriately stretched Robust ignition Channel)を策定し,変動の少ないタンブル流の導入,点火時期までのタンブル渦の保持,点火時期のタンブル渦中心位置の制御による流動設計指針を示した.発電専用としてエンジン運転動作点を限定することで,従来ピストン部に必要とされるバルブリセスを排除した高圧縮比のタンブル保存燃焼室を開発し,CFDおよび熱線流速計による筒内ガス流動変動計測によりサイクルばらつき低減のための設計指針の有効性を検証した.その結果,放電チャネル安定化が図られ,必要最小限の点火エネルギで熱効率向上に寄与する高希釈燃焼を実現した.


【CIフォーラム】

日時:11月23日(水) 13:30 ~ 15:10
場所:E室(Room 10A)
テーマ:Sustainableな高効率Powertrainを目指して
趣旨:世界のエネルギー消費は未だ大半が化石燃料に依存しているのが実情ですが,単なる地球温暖化対策としてだけでなくセキュリティーやレジリエンス,経済活動も否応なく意識せざるを得なくなった近年では政策も複雑な舵取りが必要となり,「2050年に完全なカーボンニュートラル実現」という目標に向けて実現過程をどうすべきか,各国とも未だに明確に定まっていないのが現状です.ただ欧州で2035年以降エンジンを搭載したクルマは販売できないからもう新たなエンジンを研究開発する必要はない,というのは早計で,LCA的な視点からエンジンを含めて世界全体のGHG排出量を最小化する多様なパワートレーンの折衷案を準備することが我々技術者の喫緊の課題ではないでしょうか?本フォーラムでは,優れたエネルギー効率から様々な分野で活用されているディーゼルエンジン・車両を製造している国内3社からパネリストの皆様をお招きし,各社がこの難題をどう捉え如何に立ち向かっているかをご紹介いただくと共に,今後の日本を背負って行く若手技術者に向けて,「唯一の答えは無い」前提で将来に備えるべき技術について幅広く議論したいと考えています.

開会挨拶(13:30 ~ 13:35)
内田 登(新エィシーイー)

基調講演(13:35 ~ 14:20)
(1) カーボンニュートラルに向けたマルチソリューション戦略と新世代クリーンディーゼルSKYACTIV-D 3.3の開発
志茂 大輔(マツダ)
(2) 脱炭素社会に向けた産業用エンジンの取組み
舩木 耕一(クボタ)
(3) CN時代に向けたいすゞの取り組みと次世代商用車用ディーゼルエンジンの開発
小林 優介(いすゞ自動車)

パネルディスカッション(14:25 ~ 15:05)
パネリスト:
志茂 大輔(マツダ)
舩木 耕一(クボタ)
小林 優介(いすゞ自動車)

閉会挨拶(15:05 ~ 15:10) 内田 登(新エィシーイー)


【内燃機関シンポジウム/燃焼シンポジウム合同フォーラム】

日時:11月24日(木) 9:00 ~ 12:30
場所:E室(Room 10A)
テーマ:カーボンニュートラルに向けた内燃機関×燃焼×燃料の挑戦
趣旨:第33回内燃機関シンポジウム/第60回燃焼シンポジウムの連携開催にあたり,「カーボンニュートラルに向けた内燃機関×燃焼×燃料の挑戦」と題した合同フォーラムを開催致します。2050年カーボンニュートラル達成に向け,国内CO2排出の16%ほどを占める自動車の対応は重要です。電動化とともにエネルギー密度の高い合成液体燃料と先進内燃機関を組み合わせた利用もCO2削減に貢献でき,また,合成液体燃料の利用を考えておくことはエネルギーセキュリティー,利便性においても重要であると考えられます.この合同フォーラムでは,燃料を作る側,使用する側,産,学といった視点での5件の基調講演とパネルディスカッションを設けます.これらを通じて,合成液体燃料と先進内燃機関の組み合わせの魅力と課題を再確認し,合成液体燃料利用に資する,内燃機関および燃焼研究の方向性,また,いかなる技術を社会に提供してゆくべきかを考えたいと思います.

基調講演(9:00 ~ 11:00)
(1) 2050年のカーボンニュートラル社会の実現を目指して
越 光男(東京大学名誉教授)
(2) カーボンニュートラルな合成燃料の作り方と課題
里川 重夫(成蹊大学)
(3) ディーゼルエンジンのフレキシビリティの高さを生かす
川那辺 洋(京都大学)
(4) CNに向けたガソリン系燃料とエンジンの動向
森吉 泰生(千葉大学)
(5) 燃料の燃焼特性はどこまで生かせるのか?
三好 明(広島大学)

パネルディスカッション(11:20 ~ 12:30)
モデレーター:
小酒 英範(東京工業大学)
パネリスト:
越 光男(東京大学名誉教授)
里川 重夫(成蹊大学)
川那辺 洋(京都大学)
森吉 泰生(千葉大学)
三好 明(広島大学)
菅野 秀昭(ENEOS)
中田 浩一(トヨタ自動車)