世の中には、機械と聞いただけで頭が固い人々だ、堅苦しい人々だと思いこんでいる人がいるのは困ったことだ。技術者はまじめで頭が固い、なかでも機械の人は・・・という。これは機械の卒業生が就職がよかったり、機械はつぶしが効くといわれるのと逆で、多分、機械が固い構造だったり、きちっと作動するのを連想するのだろう。
頭が固いと?一つのことだけ考える。私は健康であるためには死んでもよい、という人があるという。互いに張り合う都市は、世界どこでもあまり仲がよくない。互いにケチをつける。ポルトガルには、首都リスボンと張り合う商業都市オポルトがある。オポルトの人が、リスボンのやつらは頭が固い、という。リスボンの人は頭で釘が打てるのだそうだ。
固い頭をほぐすにはジョークがよいのだが・・・・。
外国で食事にお招きを受けたときに、日本の代表的なジョークを教えて、といわれ、冷や汗たらたらで食事がのどを通らないことがあった。外国では、日本人は頭が固いということになっている。なぜならジョークを言わない、ジョークを言っても笑わないという。
日本にジョークが無いわけではない。しかし幾つも思いつく日本のジョークは、ほとんど駄洒落なのが困る。だじゃれとは、ことばのしゃれで、外国語に翻訳できない。「機械は奇っ怪だ」というたぐい。あるいは、ある日、侍従がおそばへ近づいて、「陛下!」とお声をかけると、「ばれたか!」とおっしゃられたそうだが、外国語で説明しても笑えない。
外国には、駄洒落すれすれのジョークもあるが、多少ましかとも思われる。水に関する国際会議に英国で出席したときのこと。パーティーで、フランス人が、ワインのグラスをかかげて、「water,
or not water !」と言った。大うけであった。
頭の柔らかい機械の人、日本のジョークを教えて下さい。
|
本会への中国机械工程学会(CMES)首脳による表敬訪問(2004年4月20日(火))にて
後列左から、高橋事務局員、田口筆頭副会長、高橋常勤理事、福澤事務局長、李春江
氏
前列左から、長島会長、陸CMES栄誉理事長、王CMES副秘書長 |
|