部門長挨拶
第102期バイオエンジニアリング部門の部門長を仰せつかりました石川拓司(東北大学)と申します.副部門長の中村匡徳先生,幹事の藏田耕作先生,総務委員長の東藤正浩先生,企画委員長の坂元尚哉先生,広報委員長の佐藤克也先生,渉外委員長の須藤亮先生,次世代委員長の牧功一郎先生,その他運営委員会メンバーと力を合わせ,部門運営に努めてまいります.どうぞ宜しくお願いいたします.
バイオエンジニアリング部門は1987年に設立されました.私が部門行事に参加し始めたのは今から30年ほど前になりますが,当時から若手が多く活気溢れる部門であったことを覚えています.現在もこうした部門の伝統は引き継がれており,次世代委員会などで多くの若手研究者が活躍しています.一方で,この30年の間に社会の情勢は大きく変化しました.この変化の波は学会運営にも押し寄せており,運営方法のアップデートが必要になってきています.私自身も,自分の考え方が徐々に時代遅れになってきていることを感じています.部門運営が時代遅れとなってしまわないよう,若手を含む多くの皆様からご意見をいただきながら,未来に向けた仕組みづくりや運営をしていきたいと思います.
また,開かれた部門運営も心掛けます.部門の重要な役割の一つは,さまざまな年代の研究者や,異なるバックグラウンドの研究者,違う立場の研究者などの出会いの場となり,新たな課題の発見や共同研究のきっかけ作り,人的ネットワーク作りなどのお手伝いをすることです.本部門の強みはどの分野とも接点を持てる懐の深さですので,機械学会のスケールメリットを生かしながら,他部門や他学会の多くの研究者を巻き込んで,部門の裾野を広げていきたいと思います.こうした環境づくりを運営委員会メンバーと議論し,進めてまいりますので,皆様からも忌憚のないご意見をいただけますと幸いです.