2.5 技術委員会だより

1999年度技術委員会実施事項は,3月29〜31の11BE筑波の新旧合同運営委員会および7月26日第2回運営委員会の追加承認,および部門長特命事項よりなっています.

A.従来型業務(バイオサロン,見学会,講演会行事企画)

A.1.バイオサロン

(1)本年度第1回バイオサロンはバイオミメティクス/バイオニックデザイン合同講演会のタイトルで2000年1月13日(木)8 : 50〜12 : 00(第11回バイオエンジニアリング講演会(金沢)の翌朝)近接の会場,ホテル六華園(JR金沢駅徒歩7分,Tel 076-222-4488)で開催されます.座長高野泰斉(鳥取大)先生のお世話で,バイオミメティクス関係の4件の講演が計画されています.詳しくは会誌11月号をご覧下さい.参加費は資料代(コーヒー付)として,1人1000円です.多くの方のご参加をお待ち申し上げます.

(2)第2回バイオサロンは,新旧合同運営委員会との併設で,2000年3月東京地区で,部門再録論文集発刊記念講演会のタイトルで行う予定です.詳細は決まり次第会告またはホームページbio@www.jsme.or.jpでご案内します.

(3)付帯行事「再録論文集の発刊」とアンケートのお願い本部門は境界領域の研究分野のため,論文は機論A,B,Cに分散投稿・掲載され,JSME Intern.と併せて,部門構成員や外部から見てわかりにくい刊行形態となっています.そこで将来はTrans. ASME (K) J. Biomec. Engng(4巻/年)のような部門論文集の顕在化を目指して,デモ用として,過去3年程度の構成員の既発表論文(レビュア付,国内外・国際会議など)を集めた再録論文集を手作りで刊行して,有料配布する案を考え,運営委員会で承認を頂きました.学会保有のe-mail付会員名簿(約600件)を入手済みで,ご案内を差し上げますので,ご協力をお願い申しあげます.

A.2.見学会

 本年度技術委員会見学会は,PSC-311「高齢社会に向けた福祉機械工学に関する研究分科会」(主査 原利昭先生)のご了解を得て,併設にて,研究会が主催するリハビリ関連設備見学会(本年度計4回)を共催で便乗見学させて頂く行事を計画しています.既に第1回見学会(6月18日名古屋地区)は終了し,残る見学会は第2回は9月頃・関東地区,第3回は12月頃・北海道地区,第4回は2000年3月頃・中国・四国地区のように予定されます.その都度のご案内は,行事月の約1ヶ月前に部門ホームページ(前出)に掲載します.ご希望の方はお気軽にお申込み下さい.

A.3.講演会行事企画支援

(1)2000年次名古屋大会(2000年8月1日〜4日)

 両部門長の合意と指示によりロボ・メカ部門坪内技術委員長と相談の上,バイオロボットに関する3つのO.S.(O.S.1 : 医療・福祉ロボット,手術ロボット,医療用マイクロマシン,サービスロボット,バイオミメティクスに関する基礎・応用技術,O.S.2 : リハビリME,福祉機器開発とヘルスケア・システム,肢(脊)損支援(義肢・装具・車椅子),看護・介護動作支援及びその基礎応用技術,O.S.3 : バイオメカトロニクス,バイオロボットの要素技術・理論とシステム化技術)および関連フォーラム(FR1)を企画しました.会誌9月号に会告にてご案内が掲載されますので,ご関係の方は奮ってご応募下さい.このほか,2つのフォーラムFR2 : 発生・分化・再生・進化およびFR3 : 海外研究動向紹介を計画しています.フォーラム3では最近長期(1年前後)欧米留学経験者に留学先大学や機関の研究動向や実施研究の概要を紹介して頂き,居ながらにして海外の研究動向を探るという企画です.ご関係の先生方,またはお知り合い先にそのような方をご存知の方は,ご一報頂きますようお願いします.

B.特命事項その他

B.1.国際会議開催計画

 新旧合同運営委員会で林(紘)先生からご提案があり,清水部門長から検討の指示で技術委員会で検討を進めることになりました.BE部門の体制もかなり整ってきた現在,この種の定期国際会議をスタートさせ,国内BE系連絡協議会やアジア圏の関係学協会が共同してアジア発の定期国際会議を軌道に乗せていく目的です.今年度は技術委員会のメンバーとして,経験豊富なシニアクラスの先生方のご協力を頂いて,百年祭の時と同様に第2技術(小)委員会を構成してこの問題を検討し,2年後位を目標に開催準備を進めて行きたいと考えています.

B.2.標準化部会依頼・学会基準作成候補テーマの検討

 学会の標準化部会からの依頼で新旧合同運営委員会の席で部門長より指示のありました頭記の学会標準化テーマ検討問題は9月末応募資料作成を目標に,候補テーマ検討のためのワーキング・グループを技術委員会の中に設置しつつあります.即ち,森本正治(労災リハ工学センタ)部長を小委員長とする専門家グループから成る技術委員会第3小委員会を設置し,主として,リハビリ関連の義肢・装具,人工関節,車椅子などを主たる対象に,9月末迄に候補テーマの可否や応募資料の作成など具体的な活動を進めていく予定です.

B.3.その他

 広報(委)と相談しながら前記600通のe-mailリストに専門グループ別の背番号をつけて,国際会議への応募の打診や各講演会行事の交信,会員間の交信に利用できるようにしたいと考えています.また,BE関連ハンドブックの出版計画,メールネットを利用した新しいタイプの研究会や講習会の計画など,具体化の都度運営(委)にお計りしながらホームページ等でご相談させて頂きます.



蔦 紀夫

広島大学工学部第一類(機械系)

〒 739−8527 東広島鏡山1-4-1

Tel:(0824)24−7577

Fax:(0824)22−7193

e-mail tsuta@mec.hiroshima-u.ac.jp


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