厚生省,通商産業省等の官僚の不祥事が世間を騒がせているが,バイオエンジニア リングは直接あるいは間接的に医療・福祉に関連があるため,皆様も多かれ少なか れ,または実質的あるいは精神的に影響を受けている思われる.しかし,待ったなし でやって来る少子高齢社会に対応すべき技術開発に対してバイオエンジニアリングの 果たす役割は言うまでもなく,官僚の不祥事や官僚機構の改革に影響されることな く,堂々粛々と進めなければならない. 本号では,人工心臓用ポンプについて赤松先生より,また,レーザ医学について荒 井先生より大変参考になるレビューをお書き頂いた.また,「思いつくままに」, 「研究室紹介」も充実した内容となっている.部門マーク制定作業も部門マーク検討 委員会で進められ,全国的な投票が終了し,運営委員会での最終承認を得る段階と なった.これから部門マークが有効に使用されることを期待したい. (広報委員長 山田幸生)
平成9年1月20日 発行 日本機械学会バイオエンジニアリング部門 広報委員会 〒160 東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦舘5階 電話 03-5360-3500 FAX 03-5360-3508 委員長:山田幸生(機技研) 幹 事:西田正浩(機技研) 委 員:猪川恭史(島津)、木島利彦(テルモ)、仲町英治(大工大)、馬渕 清資(北里大)、小沢田 正(山形大)