「生物機械工学の発展と将来展望」の趣意書 ・日時:平成9年7月21日(月)〜22日(火) ・場所:東京国際フォーラム(東京都庁跡地に建設中) ・開催趣旨 機械工学は近代の科学技術を支える基盤工学として発展してきた。とくに近年 の機械工学の進歩は目ざましく、新しい分野を積極的に開拓し、新しい科学技術の創生に大きな役割を演じている。その中でも生物や医療の問題に機械工学の手法を応用して、生物機械工学という新分野が形成され、めざましい進展を見せている。最近では、生物の機能の力学的性質が極めて重要な役割を果していることが分子レベルや細胞レベルから個体レベルまで、明らかになっており、今後ますます生物機械工学の大きな潜在力と重要性が増すと思われている。日本機械学会のバイオエンジニアリング部門は、1987年に発足して以来、年々着実な進歩を遂げて来ており、定例の講演会における研究発表の論文数も年々漸増している。さらに国際的にも生物機械工学の進展にも大きな貢献を果している。そこで日本機械学会の創立100周年を記念して、バイオエンジニアリング部門が生物機械工学のこれまでの進歩を省みて、これからの21世紀を目指してどのような展開が期待出来るかを、集中的かつ包括的に議論することを目的として国際会議の開催を企画する。生物機械工学の各分野でのこれまでの発展或いは進歩の最先端を議論し、それらを基にした21世紀に向けての将来展望、研究の発展すべき方向、将来重要となる分野の予測、新しい産業の誕生の予測などを議論する。 ・国際会議の規模(予定) 開催期日:2日間 講演論文数:132件 (質疑応答を含めて1件に付き15分) 基調講演数:12件 ・発表形態 1.招待講演 2.オーガナイズドセッション 3.一般講演 ・プロシーデングス 2頁又は4頁のプロシーデングスを発行し、会議当日までに配布する。原稿 のフォーマットは、ASMEのプロシーデングス原稿執筆要領に準ずる。 ・オーガナイズドセッションの内容 1. Cellular and Molecular Engineering 2. Biotribology 3. Biomimetics 4. Musculoskeletal Engineering 5. Biofluid Engineering 6. Bioheat Transfer 7. Advanced Medical Technology 8. Medical and Health Care Engineering 9. Biomaterials and Medical Device 10. Biomechanical Technology 11. Bio-informatics 12. Neural and Sensing System 13. Biomedical Robotics 14. Impact Bioengineering 15. Horizon of Biomechanical Engineering ・論文募集締め切り 1996年8月末:300ワーズ程度のアブストラクト締め切り 1996年9月末:採否の結果通知 1997年1月末:2頁又は4頁のプロシーデングス原稿提出 1997年2月末:採否の結果通知 お問い合わせ先:〒223 横浜市港北区日吉3-14-1 慶應義塾大学理工学部機械工学科 谷下一夫 (委員長) Tel: 045-563-1141 ext 3116 Fax: 045-563-5943 Email: tanishi@tani.mech.keio.ac.jp 〒980-77 仙台市青葉区荒巻字青葉 東北大学工学部機械電子工学科 佐藤正明(副委員長) Tel: 022-217-6942, Fax: 022-217-7027 Email: sato@biomech.mech.tohoku.ac.jp 〒228 相模原市北里1-15-1 北里大学医学部生体工学 藤江裕道(幹事) Tel: 0427-78-9161, Fax: 0427-78-9721 Email: jared@kitasato-u.ac.jp