一般社団法人日本機械学会
イノベーションセンター 研究協力事業委員会所属分科会

RC259


 
1. 分科会名称

 『折紙工学の基盤技術の推進とその産業応用に関する調査研究分科会に関する研究分科会

2. 主査名  萩原 一郎 (明治大学
3. 設置期間  2012年4月〜2014年3月(2年間)
4. 活動目的・内容

 
 RC235“計算力学援用による折紙工学の推進とその応用に関する調査研究分科会(20084月〜2010 年3 月までの2年間)”では、パネル構造に対しトラスコアを中心に機能と製造法に関する研究を行った。また部材構造に対し、反転螺旋形折り紙構造(RSC)の製造法と機能について検討した。
本委員会では下記の検討を行う。
@安価な曲面化ダイアコアの成形法を確立する。
Dサンドイッチダイアコアの加工精度の更なる向上と接合法の適正化を得る。
F展開収縮可能な円筒折り紙構造(RSC)以外の、展開収縮型のコアの機能開発を行う。
GRSC 及びRSC を現行の半割り型部材にフィードバックして得られた新構造の産業応用を図る。
H曲線折り等のファッション業界への展開を図る。

5. 期待される研究成果 
 「工学的効果」
1) 折紙工学の深化:具体的には、平面コア、曲面コア、収縮構造の折紙コア、ドーム型コア、スポンジ型コアなどの創出
2) これらコアの成形法の計算力学的研究とそれに基づく試作とその精度の確認
3) 上記コアの剛性、強度特性のシミュレーションと確認実験
4) 上記コアの吸音、遮音特性のシミュレーションと確認実験
5) 上記コアの遮熱特性のシミュレーションと確認実験
6) 上記コアのデザイン性・音波性制御の検討
7) 製造法解析技術の推進
8) ロバスト設計技術の推進
9) 折紙工学の適用による超軽量構造の開発
10) 機能、材料特性、加工法のサイマルテーニャス最適化解析技術推進
これらはいずれも世界初であり工学的価値は極めて高い

「工業的効果」
1) 折紙工学を利用した新しいエネルギー吸収機構の提示
2) 折紙工学を利用した最軽量フロア構造の提示
3) 折紙工学を利用した最軽量電気自動車車両の提示
4) 折紙工学を利用した新しいタイプの防音・遮音構造の提示
5) 折紙工学を利用した新しいタイプの遮熱構造の提示
これらはいずれも世界初であるとともに大きな市場が期待され工業的価値は極めて高い。
6. 参加負担金  30万円(年間)×2年 
7. 問合せ先


 萩原 一郎 明治大学 先端数理科学インスティテュート(MIMS)副所長、研究知財戦略機構・教授
  (主査)  TEL: 044-934-7775, FAX: 044-934-7775, e-mail: ihagi@meiji.ac.jp
        住所: 〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1


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