研究分科会へ

RC201


 
1. 分科会名称 (社)日本機械学会 研究開発事業部
『レーザ診断と数値解析による燃焼改善の国際協力研究分科会』
2. 主査名 小保方富夫 (群馬大学工学部 教授)
3. 設置期間 2002年4月 〜 2004年3月(2年間)
4. 活動目的・内容   燃焼を利用したエネルギ変換技術は,エンジン,ガスタービン,ボイラ,工業炉,民生用燃焼器具などに広く利用されているが,有害燃焼生成物質の低減及び二酸化炭素排出量の抑制と効率向上の両立に対する要求は厳しい.燃焼機関と燃焼機器の技術開発にとって燃焼過程の解明は欠かすことができず,レーザ診断と数値解析を駆使した燃焼の物理的・化学的解明に対する企業の要望も強い.本分科会活動では,これらの要求に対する従来の成果を継続し,基礎研究分野の発展に寄与する.次に,計測情報を使った燃焼のアクティブコントロールなど,燃焼制御の新たな展開を目指し,新レーザの開発に連動した新しいレーザ計測技術と計算手法の改良による新しい燃焼の数値シミュレーション法に関する国際的な調査・研究・協力を進めることを目的とする.
  従来のRC180「燃焼のレーザ計測と数値解析の国際展開研究分科会」活動を通し,IEA(国際エネルギ機関)における緊急課題として取り組まれている共同研究「燃焼における省エネルギと環境保全研究」へ参加し,成果を上げるとともに日本の国際貢献への責務を果たしてきた.近年の急速な技術革新の動向を捉え,さらなる寄与を行うため,毎年開催される研究集会への委員派遣,IEA参加国を中心とした研究機関の訪問と研究者交流,国際共同研究を推進し,参加企業の技術開発への最新情報の提供を可能にする.また,環境汚染とエネルギの有効利用は全地球的課題であり,東南アジア諸国における研究開発への技術的サポート,規制値の設定やその計測法に対する意見交換,研究者・技術者交流,参加企業との情報交換を推進する.

  これらをまとめ,本分科会では以下の成果を期待している.
(1) 計算機の能力向上と新計算手法の適用,新レーザの開発と連動した新燃焼診断技術の適用により,燃焼過程をより詳細に解明し,実用可能な情報として分科会へ提供する.
(2) 次世代の環境対応型燃焼技術開発の推進に有用と思われる,基盤的・総合的な計測技術,シミュレーション手法に関係する最新情報を提供する.
(3) IEAにおける国際協同研究への参加により,我が国の国際貢献への役割を果たすとともに,海外の先端的な情報をいち早く入手し,情報を解析して,速やかに分科会内へ報告する.
(4) 東南アジア諸国など,燃焼制御技術の未整備な地域に対する技術指導を通じ地球規模での環境保全と資源保護運動に貢献するとともに,国際提携を考える企業委員へ的確な情報を提供する

5. 参加負担金 (年間) 40万円
6. 問合せ先 主査:群馬大学工学部 教授 小保方富夫 tobo@me.gunma-u.ac.jp 
幹事:東京大学大学院 助教授 津江光洋 tsuem@hongo.ecc.u-tokyo.ac.jp 
7. その他 ●分科会開催 
第1回分科会: 2002年 5月14日(火),13:00−17:00,日本機械学会会議室 

●ホームページ
http://www.me.gunma-u.ac.jp/obokata/RC201.html


 
 



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