市民開放行事(市民フォーラム)
2012年8月13日版
●C00100(東日本大震災・調査提言分科会,技術倫理委員会,長期的視点からの提言検討委員会企画)
「東日本大震災特別企画(第1部)」大震災を克服し持続可能な社会を築くために
地震・津波・原子力発電所事故が重なった未曾有の災害である東日本大震災に対して,機械工学の立場から何ができるか,これからどうしていくべきかを考えるため,日本機械学会では被害データの保存,災害に伴って発生した諸問題や顕在化した課題の分析,これらの解決に向けた方法の提案などの活動を行っています。本年次大会では,昨年の年次大会および本年4月の総会特別企画に引き続き,「大震災を克服し持続可能な社会を築くために」と題した講演会を企画し,これらの活動状況をご報告するとともに,皆様からそれらに対するご意見を伺う機会といたします。
[企画 白鳥正樹(横国大)]
[司会 近藤惠嗣(福田・近藤法律事務所)]
日 時:9月9日(日)10:00~12:30
会 場:石川県立音楽堂 邦楽ホール
(1) 東日本大震災調査・提言分科会主査および開催趣旨説明
白鳥正樹(横国大)
(2) 機械設備等の被害状況と耐震対策技術の有効性
藤田 聡(東京電機大学)
(3) 力学体系に基づく津波被害のメカニズム理解
吉村 忍(東大)
(4) 被災地で活動できるロボット課題の整理
大隅 久(中央大)
(5) 被災地周辺の交通・物流分析
鎌田崇義(農工大)
(6) エネルギーインフラの諸問題
小泉安郎(信州大)
(7) 質疑および総合討論
●C00200(実行委員会企画)
特別講演会
[企画・司会 山崎光悦(金沢大)]
日 時:9月9日(日)13:30~15:50
会 場:石川県立音楽堂 邦楽ホール
(1) 人に役立つロボットを目指して
株式会社テムザック 社長 髙本陽一
(2) (題目:調整中)ソフトバンク株式会社 社長室長 嶋 聡
●C00200追加イベント(実行委員会企画)
テムザック4号機の実演と操作体験
イベント用・監視用・救命支援用など各種ロボットの開発・製作を行っているテムザック社のロボットの操作を実演し,ロボットの操作を体験することができます.邦楽ホールで13時30分から開催する特別講演において種々のロボットが紹介されます.
日 時:9月9日(日)10:00~12:00
会 場:もてなしドーム地下イベント広場
●C00300(技術倫理委員会,東日本大震災調査・提言分科会,長期的視点からの提言検討委員会企画)
「東日本大震災特別企画(第2部)」原発事故から持続可能な社会を考える
まず,昨年5月にドイツ倫理委員会が,絶対的立場と相対的立場の相異なる意見を踏まえながら一つの結論を導いた審議過程とその背景について解説していただきます。次に,パネル討論会では,最近,持続可能という言葉が多用さるようになってきていますが,それが本当に可能かどうかを議論します。
[企画 堤 正臣(農工大),白鳥正樹(横国大),金子成彦(東大)]
[司会 佐藤国仁(佐藤R&D),近藤惠嗣(福田・近藤法律事務所)]
日 時:9月9日(日)16:00~18:30
会 場:石川県立音楽堂 邦楽ホール
(1) ドイツは福島をどう受け止めたか
吉田文和(北大)
(2) 我が国のエネルギー政策
山地憲治(地球環境産業技術研究機構)
(3) パネル討論会 “ほんとうに「持続可能」か”
金子祥三(東大),松木純也(福井大),松久 寛(京大),矢部 彰(産総研)
●C00400(実行委員会,長期的視点からの提言委員会企画)
高校生科学技術コンテスト [募集中]
[企画・司会 坂本二郎(金沢大)]
日 時:9月9日(日)10:00~12:00
会 場:もてなしドーム地下イベント広場
●C15100(ロボティクス・メカトロニクス部門企画)
いろいろなロボコン大集合! ロボコンプロデュース2012
[企画・司会 河村 隆(信州大),田中孝之(北大)]
日 時:9月9日(日)9:00~16:00
会 場:もてなしドーム地下イベント広場
●C20100(技術と社会部門企画)
レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿から復元した機構模型の展示
モナリザや最後の晩餐を描いたことで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチは、機械要素に関して、多くのスケッチを残しています。本フォーラムでは、スケッチから復元した模型と手稿(ファクシミリ版)を展示いたします。
[企画 神谷和秀(富山県立大)]
日 時:9月9日(日)13:00~17:00
会 場:もてなしドーム地下イベント広場
●C20200(技術と社会部門企画)
日本機械学会認定「機械遺産」のポスター展示
日本機械学会は,近代から現在にわたり,日本を発展させ,国民の生活と文化の向上に貢献した画期的技術を「機械遺産」に認定しています。2007年から現在まで55件を認定しました。そのすべてをパネル展示で紹介いたします。
[企画 池森寛(西日本工大),神谷和秀(富山県立大),若子倫菜(金沢大)]
日 時:9月9日(日)13:00~17:00
会 場:もてなしドーム地下イベント広場
日 時:9月10日(月)10:00~12日(水)16:00
会 場:金沢大学
●C20300(技術と社会部門,エンジンシステム企画)
スターリングエンジンの遊びと教育と実用
市民が取り組める,エネルギーと「ものづくり」の講演です。スターリングエンジンについて,技術教育の現状に触れつつ,入門編の原理や趣味の工作を紹介し,より専門的な大学の取組みや災害被災地での活用も紹介します。
[企画・司会 加藤義隆(大分大)]
日 時:9月9日(日)14:30~17:00
会 場:石川県立音楽堂邦楽ホール練習室
(1) CGアニメーションとエンジン教材を用いたスターリングエンジンの原理説明
佐藤智明(神奈川工科大)
(2) 技術科教育の現状
瀬尾和哉(山形大)
(3) 手作りエンジンと競技会の教育と遊び
加藤義隆(大分大)
(4) スターリングサイクル機器を用いた工学教育
大高敏男(国士舘大)
(5) 被災地での活用が期待されているスターリングエンジン
星 朗(一関高専)
(6) 展示
●C17100(産業・化学機械と安全部門企画)
一般家庭内の食の安全
食の安全・安心は,食品を直接摂食される消費者に委ねられる事になります。本フォーラムにおいて,生産者側における食の安全,そして消費者側の視点に立った安全・安心について考えていきます。
[企画・司会 今道純利(今道コンサルタント事務所)]
日 時:9月9日(日)13:00~15:00
場 所:しいのき迎賓館セミナールームA
(1) 生産現場での食品安全性「食品工場での安全方策」
佐田守弘(食の安全委員会委員長)
(2) 消費現場での食品安全性「食中毒を家庭で防ぐには」
山本和貴(農業・食品産業技術総合研究機構)
●C02100(バイオエンジニアリング部門,機械力学・計測制御部門,ロボティクス・メカトロニクス部門,機素潤滑設計部門,技術と社会部門企画)
疾病・手術・障害を克服するために! -チャレンジし続ける人々-
ヒトが生活する上で,多少の疾病や傷害を患うことは避けられませんが,これらと“上手く向き合う”ことが重要です.また,昨今では子供達の怪我などにも十分な注意が必要となってきました.そこで,身近な疾病や傷害への取り組みについて考える機会を設けました。
[企画・司会 寺島正二郎(新潟工科大)]
日 時:9月9日(日)9:30~12:30
場 所:しいのき迎賓館セミナールームB
(1) 重度障害者とのコミュニケーションを目指して(”伝の心”と”心語り”の開発)
木戸邦彦(日立)
(2) 子どもの怪我を深く知り,再発を防ぐ
宮崎祐介(東工大)
(3) 認知症を知り,認知症に克つ
井上剛伸(国立リハビリテーションセンター)
(4) 活き活きとしたサポートのために
塚田敦史(名城大)
●C12100(設計工学・システム部門企画)
地域産業の創成と活性化-新しい取り組み-
中国・東南アジアへの生産拠点の移動,円高による為替差損の影響,加えて地震など災害の多発によって日本経済は今瀕死状態にある。このような時期に、全企業の99%を占める中小企業の活性化こそが,日本を救う有力な方法になると考えられる。本フォーラムでは,そのための具体的な幾つかの方法や考え方を,産学官のそれぞれの立場の方々から提示して頂き,それらについて熱く議論を行います。
[企画 尾田十八(石川県産業創出支援機構)]
[司会 福田収一(スタンフォード大),尾田十八(石川県産業創出支援機構)]
日 時:9月9日(日)13:30~16:30
場 所:しいのき迎賓館セミナールームB
(1) 新しい地域産業の創生と地方の時代
尾田十八(石川県産業創出支援機構)
(2) 石川県における地域産業政策について
前田博貴(石川県庁)
(3) わが社の取り組み(清酒の醗酵技術を応用した新事業展開)
松井圭三(福光屋)
(4) わが社の取り組み(低環境負荷製品開発への取り組み)
明石隆史(明石合銅)
(5) わが社の取り組み(新しい人工知能ピッチングマシンの開発とその展開)
板坂重和(西野製作所)
(6) 地域産業の活性化ー外国の事例からー
福田収一(スタンフォード大)
●C05100(流体工学部門企画)
流れのふしぎ科学教室
空気や水の流れにはあっと驚くような現象がたくさんあります。実験を通じてそれらの性質や原理を知りましょう。(1)小中学生向けの実験教室と(2)教員等向けの研修会を行います(事前申込制)。
参考動画はhttp://www.jsme-fed.org/experiment/index.html
[企画・司会 石綿良三(神奈川工科大)]
日 時:9月9日(日)13:00~16:30
場 所:金沢大学自然科学3号館1階 人間機械実習室
自然科学3号館横の「仮あ駐車場」側から建物内にお入りください。
(1) 楽しい流れの実験教室(13:00~14:30)
(2) 教員と科学ボランティアのための研修会(15:00~16:30)
●C08100(動力エネルギーシステム部門企画)
福島事故と原子力規制の最適化
新しい原子力規制委員会が発足し、新しい規制システムが開始される。しかし、箱を作っただけでは意味が無く、より高い原子力安全というベクトルに向けた規制を推進する事が必須である。本企画では、海外の優れた事例を中心として新しい規制のあり方を考えていきたい。
[企画・司会 岡本孝司(東大)]
日 時:9月10日(月)9:00~12:00
場 所:金沢大学地域連携推進センター
(1) 福島第一原子力発電所の事故の教訓と規制の課題
岡本孝司(東大)
(2) 海外の過酷事故対策と原子力規制
奈良林直(北大)
(3) 放射能の人体への影響と海外の取り組み
杉山憲一郎(北大)
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