大会委員長挨拶


大会委員長
日本機械学会2003年度年次大会 大会委員長
  吉成佑治 (三浦工業株式会社 代表取締役副社長)

 今期の年次大会の大会委員長として一言ご挨拶申し上げます。

 徳島大学工学部キャンパスに於いて8月5日(火)〜8日(金)の会期で開催される今期の年次大会は,芳村敏夫実行委員長のもとで多数の参加者をお迎えする準備も大詰めを迎えております。徳島大学工学部は,1922年10月の創立された徳島高等工業学校を前身とし,1944年4月に徳島工業専門学校に改称され,1949年5月に徳島大学が発足するとともに工学部となりました。現在,学部は7学科,大学院工学研究科は博士前期課程が7専攻,同後期課程が4専攻で,その他独立専攻が1専攻あります。学生数は学部と大学院を合わせると,4000人近くなります。特に,工学部としての伝統的なものはございませんが,ここ10年来キャンパスの再改組が順調に進み,近代的な建物が整って教育研究環境は良くなってきております。

 今回の年次大会では,着々とプログラムが完成されていますが,機械工学の最新の情報が発表され,活発なディスカッションが行われることと期待しております。特別講演としまして,日亜化学工業(株)の長浜慎一氏に「GaN系発光デバイスの開発の現状」と題する特別講演(8月7日)を予定しております。徳島県で生まれた世界的にも注目されている研究であり,多数のご来聴を希望します。また,特別企画としてのInternational Forum “Requirements for Global Qualification of Engineers” をはじめ,市民フォーラム,産学官フォーラムなど多くの催しが大会期間中に行われます。

 徳島大学工学部のあります徳島市は自然に恵まれ,海の幸が豊富な静かな町です。明石海峡大橋が開通して以来、関西圏と非常に近くなり、高速バスで2〜2.5時間の距離となりました。機械工学は今や多様な発展をしていますが,これをご理解いただくため日本機械学会会員の方々のみならず,ご関心のある多数の方のご来訪をお待ち申し上げております。

 最後に,この準備期間に暖かいご配慮をいただいております理事会,部門,支部,本部事務局の方々,そして大会委員の方々に厚くお礼を申し上げます。


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