No.17-117 イブニングセミナー(第211回)

”日本人の美意識を体現する犬たち“


U R L http://www.jsme.or.jp/tsd/
(技術と社会部門 企画)


開催日 2017年10月25日(水)18.00〜20.00
会 場 明治大学 理工学部 駿河台キャンパス (リバティタワー 11階1113室教室) 

東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分

明治大学キャンパス案内図
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
趣 旨 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマおよび講師

   マメ助の柴犬や,忠犬ハチ公の秋田犬などで知られる日本犬(6種)が国の天然記念物として指定されていますが,かつてはその地方に生息する"地元の犬"が日本各地にたくさんいました.
 明治時代,欧米化の波が押し寄せると猟犬などの洋犬が国内にたくさん入り,雑種化が進んだが,希少な日本犬は,秋田や紀州や四国,北海道の山奥でかろうじて残りました.
 危機感を抱いた人たちは,昭和の初めころに各地で保存会を発足させ,血統書を整え,保護・保存のための努力を懸命に繋いできました.
 洋犬は多くの改良を加えられてきましたが,猟犬として生きてきた日本犬は,外見や身体能力に無理や無駄が無く,自然のままが美しいという日本人の美意識そのままに,極端な改良を加えられることなく,日本の風土に適した体型を今も残しています.
 警戒心が強い反面,一度心を許したら最後まで信じる忠実な性格も日本人の精神性を反映しています.こうして,人に優しく,人に寄り添い生きてきた犬だからこそ,その姿は日本の風土によく馴染み,私たちの心を打ちます.
 その魅力を理解して最大限に引き出せたら,パートナーとしての大きな喜びですね.
 

吉田悦花 (作家,エッセイスト,NPO法人神田雑学大学理事長)


【参加費】 正員 1000円(学生員 無料) 会員外 1500円(一般学生 500円)
当日会場にて受け付けます.

【申込方法】 「No. 17-117 イブニングセミナー(第211回)申し込み」と題記し

(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,
E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.

【申込先】 日本機械学会(担当職員 片岡万奈 または 井上 理)E-mail: kataoka@jsme.or.jp, inoue@jsme.or.jp ,FAX (03)5360-3508

【懇親会】 駿河台キャンパス内アカデミーコモン1階の「カフェパンセ」にて,講師を囲んで懇親会を行います.
会費 3,000円,学生1,500円.
セミナー終了後に懇親会場で受付けます.

【問合せ先】 KoPEL 小西義昭/電話 080-4092-0020 E-mail:ysk.konishi@nifty.com/
明治大学 村田良美/電話(044)934-7350 E-mail:murata@isc.meiji.ac.jp

次回予定 第212回 2017年11月29日(水) テーマ:続・「日常生活における右と左の秩序」(長門保明)


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