No.00-000 イブニングセミナー(第155回)
日本の人造宝石技術、その一断面 
-宮沢賢治から青色LED用基板まで-
U R L http://www.jsme.or.jp/tsd/
(技術と社会部門 企画)


開催日 2012年11月28日(水)18.00~20.00

会 場 明治大学駿河台キャンパス(リバティタワー16階1163室)
東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
明治大学キャンパス案内図
(http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html)

趣 旨 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマおよび講師  美しい天然の宝石を人造する試みは紀元前からあったと伝えられ、その動機は美しいもの創作への憧れから、一攫千金的な欲望まで様々であったろう。
 しかし現在における人造宝石は、レーザー加工や光通信、またLEDの製造にとって不可欠の素材・キーマテリアルともなっている。

人造宝石の事業化への挑戦と成功は20世紀初頭、フランス人化学者ベルヌーイのルビー、サファイアに端を発し、我国では研究論文でそれを知り最初に事業化を発想したのは若き日の宮沢賢治であったと考えられる。
 宮沢賢治の宝石事業は資金が得られず夢に終わったが、27年経った太平洋戦争直後の昭和22年、国産技術による最初の人造宝石製造会社が誕生した。

 当初、宝飾以外の人造宝石利用は、軸受け等硬さに着目したものが主であったが、1960年・昭和35年人造ルビーを用いて最初のレーザー発振が実現した。
 これが人造宝石の物性応用の始まりであり、続いて人造ガーネットが同じくレーザー発振素子、そして光通信部品用に開発され、最近では青色LED用半導体膜基板として白色サファイアが量産製造されている。
 演者は当初より直接、間接これらの結晶の製品化に関係してきたので、その一断面について解説する。

 講師: 白木健一 (並木精密宝石 研究所) 

【参加費】 正員 1000円(学生員 無料) 会員外 1500円(一般学生 500円)
当日会場にて受け付けます.

【申込方法】 「No. xx - xxx イブニングセミナー(第155回)申し込み」と題記し

(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.

【申込先】 日本機械学会(担当職員 曽根原雅代)E-mail: sonehara@jsme.or.jp ,FAX (03)5360-3508

<懇親会> 大学近くの「パブレストラン アミ」にて,講師を囲んで懇親会を行います.
会費 3 000円程度

【問合せ先】 日機装技術研究所 小西義昭/電話(042)392-3087 E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp/
明治大学 村田良美/電話(044)934-7350 E-mail:murata@isc.meiji.ac.jp

次回予定 2012年12月19日(水)18.00~20.00



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