第79期(2001年度)部門賞・一般表彰
部門賞
永年功績賞 | 小竹 進 氏(東大名誉教授) | 伝熱工学分野に先駆的に分子・ミクロ的な研究手法を導入して、新たな分野の開拓に先導的役割を果たすなど、国内外における熱工学研究に対する貢献が顕著である。 |
国際功績賞 | Hyun, Jae Min 氏
(Korea Advanced Institute of Science & Technology) |
非定常自然対流、成層回転流体の伝熱分野などでの基礎的研究を含む学術的貢献、ならびに第1回KSME/JSME熱工学合同会議の企画開催、その後の日韓機械学会合同会議開催の継続的支援を始めとして、日韓の研究交流の主導、促進による国際的貢献が顕著である。 |
研究功績賞 | 河村 洋 氏(東京理科大) | 乱流モデルおよび乱流熱伝達に関する研究、乱流直接シミュレーションによる乱流データベースの構築、また、宇宙環境利用における微小重力下の熱流体に関する研究などの研究業績が顕著である。 |
技術功績賞 | 伊藤正昭 氏 (日立製作所) | 熱交換器の高性能フィン開発ならびにコンパクト化を達成するとともに、管内沸騰・凝縮ならびに渦発生体を用いた伝熱促進技術の開発などの貢献が顕著である。 |
技術功績賞 | 武石賢一郎 氏 (三菱重工業) | ガスタービンの伝熱・燃焼の基礎から応用にわたる広範な研究を行い、その高性能化技術の研究開発などの貢献が顕著である。 |
業績賞 | 西尾茂文 氏 (東京大学) | 冷却制御技術を含む、相変化伝熱を中心とした伝熱の幅広い分野での応用性の高い基礎的な研究などの研究業績が顕著である。 |
一般表彰
貢献表彰 | 丸山茂夫 氏(東京大学) | 分子熱流体に関する研究を通じた熱工学への貢献、および部門運営・活動に対する貢献が顕著である。 |
花村克悟 氏(岐阜大学) | 多孔質ふく射変換体を用いた燃焼に関する研究を通じた熱工学への貢献、および熱工学部門活動に対する貢献が顕著である。 | |
滝本 昭 氏(金沢大学) | 伝熱におけるエネルギーの有効利用と制御に関する研究を通じた熱工学への貢献、および部門運営・活動に対する貢献が顕著である。 | |
片岡 勲 氏 (大阪大学) | 気液二相流の伝熱流動特性に関する研究を通じた熱工学への貢献、および部門運営・活動に対する貢献が顕著である。 | |
講演論文表彰 | 「重力の影響を考慮したプール火炎の振動特性」 飯塚 崇 氏(群馬大学) 佐藤博之 氏(群馬大学) 斉藤正浩 氏(群馬大学) 天谷賢児 氏(群馬大学) 新井雅隆 氏(群馬大学) |
上記論文は、重力の変化に対するプール火炎の振動特性を明らかにし、2001年度年次大会講演会での優れた口頭発表論文と認められる。 |
「サブミクロン蛍光粒子を用いた 界面動電現象による流れ場計測」 稲葉靖二郎 氏(慶応大学) 佐藤洋平 氏(産総研) 菱田公一 氏(慶応大学) 前田昌信 氏(慶応大学) |
上記論文は、マイクロチャンネルにおける電気浸透流の流動特性をマイクロPIVを用いて明らかにし、2001年度熱工学講演会での優れた口頭発表論文と認められる。 | |
「蒸気爆発を活用した急冷手法の開発と 実用材料非晶質化への応用」 古谷正裕 氏(電力中央研究所) |
上記論文は、蒸気爆発という熱工学的に特異な現象を活用した超急冷・微粒化手法を提案、実証することによりその有用性を明らかにし、2001年度熱工学講演会での優れた口頭発表論文と認められる。 |