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部門賞
日本機械学会賞,日本機械学会奨励賞
日本機械学会では機械工学と工業の発展を奨励することを目的として「日本機械学会賞」および「日本機械学会奨励賞」を制定しております.詳しくは学会賞ホームページをご覧下さい.
ロボティクス・メカトロニクス部門賞,部門一般表彰
ロボティクス・メカトロニクス分野の活性化をはかるため,功績・業績を対象とする部門賞,および成果・貢献を対象とする部門表彰が設けられております.詳しくは,部門賞規定,部門一般表彰規定をご覧下さい.
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対 象 | ||
部門賞 | 部門功績賞 | ロボティクス・メカトロニクス分野で,研究,教育,学会活動の面で多大の影響を及ぼし,国際的評価が高く,かつ有力な著書,論文などを著している個人または団体(法主体)※注. |
部門学術業績賞 | ロボティクス・メカトロニクス分野で萌芽的あるいは発展性のある学術業績を挙げた個人または団体(法主体) ※注. | |
部門技術業績賞 | ロボティクス・メカトロニクス分野で萌芽的あるいは発展性のある技術開発面での業績を挙げた個人または団体(法主体)※注. | |
部門一般表彰 | 部門貢献表彰 | 部門への著しい貢献が認められる個人,または団体. |
部門先端技術表彰 | 企業等において数年以内に開発・発表されたロボティクス・メカトロニクス分野に関連する新技術,製品,およびシステムを対象とし,当該技術を開発・発表した個人または団体. | |
部門優秀製品表彰 | ロボティクス・メカトロニクス分野に関連する製品で,設計,生産,デザインなどの技術力,独創性において国内外で高い評価をうけているものを対象とし,当該製品を開発した個人または団体. | |
部門優秀論文表彰 | 過去3ヵ年に発行された日本機械学会学術誌で直接投稿され掲載された単一の論文のうち,優秀な論文の著者全員. | |
部門教育表彰 | ロボティクス・メカトロニクス分野に関わる教育活動において顕著な業績をあげた会員個人またはグループ. | |
ROBOMECH表彰 (学術研究分野) |
当該年度のロボティクス・メカトロニクス部門主催および共催する講演会・シンポジウムなどにおいて,研究内容および技術的成果に対して高い評価を得た著者全員. | |
ROBOMECH表彰 (産業・実用分野) |
当該年度のロボティクス・メカトロニクス部門主催および共催する講演会・シンポジウムなどにおいて,産業応用および実用化された技術成果に対して高い評価を得た著者全員. | |
ベストプレゼンテーション表彰 | 当該年度のロボティクス・メカトロニクス講演会において,プレゼンテーション面に対して高い評価を得た個人. | |
ベストデモンストレーション表彰 | 当該年度のロボティクス・メカトロニクス講演会において,デモンストレーションに対して高い評価を得た個人. | |
部門欧文誌表彰 | ROBOMECH Journal に掲載された優秀な論文の著者全員. | |
競技部門表彰 | ロボットグランプリ,レスキューロボットコンテストおよび,ロボカップジュニアの,各競技カテゴリにおいて,開発内容に対して高い評価を得た開発者全員.表彰名は「ロボットグランプリ 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門表彰」,「ロボカップジュニア 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門表彰」,「レスキューロボットコンテスト 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門一般表彰」とする. | |
分野融合研究優秀表彰 | 当該年度のロボティクス・メカトロニクス講演会等の部門連携OS部門において発表された研究を対象とし,分野融合研究が最も優秀な研究と評価を得た研究の著者全員. |
(2001.11.24に部門賞規定を改訂)
2024年度
部門賞
功績賞 | 藤田 淳 (三菱重工業株式会社) |
藤田淳氏は,原子力発電所のメンテナンス用ロボットを中心に特殊環境で作業を行うロボット開発に長年取り組まれている.また災害対応用ロボットの開発や消防ロボットの開発といった省庁プロジェクトで,我が国の先駆的なロボット技術開発に取り組み成果を挙げてこられた.日本機械学会では,2022年にロボティクス・メカトロニクス部門長を務められるなど,学会,部門運営に大きく貢献された.以上の功績は部門功績賞にふさわしく,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した. |
学術業績賞 | 相山 康道 (筑波大学) |
相山康道氏は,長年にわたりロボットハンド(多指ハンド)やマニピュレータの力学,器用な把持・操りに関する理論研究と応用研究で 多数の学術業績をあげてこられた.これら学術的業績の多くは,数多くの論文としてまとめ上げられ,さらには実用的な産業用ロボットへの応用がなされている.これらの功績は,ロボティクス・メカトロニクスの分野における萌芽的かつ発展性のある学術業績であり,部門学術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した. |
石黒 浩 (大阪大学) |
石黒浩氏は,長年にわたり人間型ロボット(ジェミノイド)に関する研究で多数の学術業績をあげてこられた.「ジェミノイド」を人間理解のための研究用プラットフォームと捉え,工学,認知科学,脳科学の手法を融合し,この分野を牽引してこられた.これらの学術的業績の多くは,ロボティクス・メカトロニクスの分野における萌芽的かつ発展性のある学術業績であり,部門学術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した. | |
技術業績賞 | 西田 亮介 (株式会社チトセロボティクス) |
ロボットが多様な環境で利用されるためには,外部環境をカメラなどで認識する方法が有用である.既に,ビジュアルフィードバック制御法もロボットアームに対して提案されたきた.しかし,現場で実際に利用する際に,レンズひずみ,カメラ/ロボットの座標系設置誤差などを解消するためのキャリブレーションが大きな課題であった.チトセロボティクスでは,立命館大学川村貞夫研究室で開発された基礎技術さらに発展させて,原理的にキャリブレーション作用のない方法を開発し,ソフト販売を開始直後ではあるが,すでに30本の販売実績と多くの問い合わせがある.以上の理由から,部門技術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した. |
部門一般表彰
部門貢献表彰
受賞者 | 主な功績・業績 |
木口 量夫(九州大学) | FAN2023実行委員長 |
大原 賢一(名城大学) | ROBOMECH2023実行委員長 |
部門先端技術表彰
受賞者 | 技術名 |
斉藤央道 (コアーテック株式会社) | 電動ねじ式多段伸縮ポール |
部門優秀論文表彰
受賞者 | 論文題目 |
山本隆将, 松田亮, 新堂正俊 (株式会社山本金属製作所), 廣垣俊樹, 青山栄一 (同志社大学) | エンドミル荒加工のインプロセス情報と協働ロボットの仕上げ作業工程における内部および外部センサ情報取得の統合の考察 (日本機械学会論文集, Vol. 88, No. 913, p. 22-00091, 2022) |
部門教育表彰
受賞者 | 活動内容 |
井上 淳 (東京電機大学) | ニーズ・アンド・アイデアフォーラムを通じた多分野協働人材の育成 |
ROBOMECH表彰(学術研究分野)
受賞者 | 題目(講演会) |
山縣 広和, 山本 和 (東京大学), 藤井 昌和 (国立極地研究所), 吉田 弘 (海洋研究開発機構), 野木 義史 (国立極地研究所), 巻 俊宏 (東京大学) | AUV MONACA による南極海探査の実施 (ROBOMECH2023) |
大石 修士, 小出 健司, 横塚 将志, 阪野 貴彦 (産業技術総合研究所) | 単眼カメラとIMUによる頑健な6自由度Visual Positioning System (ROBOMECH2023) |
小野 悠太, 鈴木 颯, 牧野 泰才 (東京大学), 西海 望 (自然科学研究機構), 篠田 裕之 (東京大学) | 超音波空中浮遊における高速カメラを利用した動的物体の制御 (ROBOMECH2023) |
原田 孝, 八瀬 快人 (近畿大学) | スクリュー理論を用いた2プレート6自由度パラレルメカニズムのモビリティ解析 (ROBOMECH2023) |
川井 晨傑, 塚越 秀行 (東京工業大学), 長岡 英気, 春木 茂男 (東京医科歯科大学) | 臓器を吸着把持する準間接吸引式ソフト吸盤の提案 (ROBOMECH2023) |
江口昌利, 大保武慶, 久保田直行 (東京都立大学) | マルチイベントカメラによる PSO を用いた動作分析 (FAN2023) |
小ノ澤 義伸, 矢木 啓介, 森 善一 (茨城大学) | ウンカ幼体の股関節構造に着想を得た小型ジャンプロボットの開発 (ROBOMECH2023) |
ROBOMECH表彰(産業・実用分野)
受賞者 | 題目(講演会) |
藤田 浩太朗, 王 飛躍, 島崎 航平, 石井 抱 (広島大学), 岡本 良, 東田 浩典 (テンパール工業株式会社) | 高速ビジョンを用いた振動可聴化 (ROBOMECH2023) |
Mercado Marie Angelyn, Sekimori Yuki, Toriyama Amane, Ohashi Masaki, Maki Toshihiro (東京大学) | Seafloor Visual Survey and Image Analysis using Monocular Cameras on a Low-cost Autonomous Underwater Vehicle (ROBOMECH2023) |
田中 孝之 (北海道大学), アッサリム ホセイン (電力中央研究所), 本田 匠, 大野 湧人, 内田 茂 (株式会社大林組) | 外壁タイル非破壊検査のための電磁波多層走査法による空隙深さとサイズの同時推定 (ROBOMECH2023) |
ベストプレゼンテーション表彰 (ROBOMECH2023)
受賞者 | 講演題目 |
有田 輝 (九州大学) | 近接覚に基づく粘弾性を用いた接触遷移制御の基礎検討 |
福原 洸 (東北大学) | 四脚動物の肩部柔軟性と脚運動の模倣に向けた脚機構の提案 |
西村 斉寛 (金沢大学) | 力センサを「一気に」印刷する3Dプリンタの開発 |
遠藤 玄 (東京工業大学) | 線状食品質量を少量高精度に調節可能な計量システムの研究 |
鈴木 葵 (茨城大学) | 介助者の中腰姿勢をサポートする装着型補助器 |
Chowdhury Mohammad Masum Refat (Osaka University) | 機械的振動刺激による昆虫サイボーグの行動制御 |
浅川 貴史 (大島商船高等専門学校) | 歩行移動のための機械的要素を用いたGPS位置精度改善手法 |
ベストデモンストレーション表彰 (ROBOMECH2023)
受賞者 | 講演題目 |
高木 健 (広島大学) | 熱熔融積層方式の3Dプリンタを積極的に活用した樹脂製トロコイド減速機を用いた4足歩行ロボットの開発 |
和賀 正宗 (東北大学) | 極薄PZT-MEMS振動子を用いた高周波振動感覚等価変換による鉛筆硬度の異なる筆記感の表現 |
越川 璃久 (東北大学) | 能動的形状適応・柔剛切替形状保持が可能な多関節線状メカニズム |
門間 洋介 (中央大学) | 複合型遊星歯車機構を用いた角型の厨房ダクト内清掃装置の開発 |
吉田 智章 (千葉工業大学) | 深層強化学習による歩道環境を移動する四脚ロボットの歩行制御システム |
大澤 友紀子 (産業技術総合研究所) | ロボットの自己発熱を活用した認識・制御技術の検討 |
神野 誠 (国士舘大学) | 臨床検査・バイオ実験作業者支援用マイクロチューブキャッパーの開発 |
部門欧文誌表彰
受賞者 | 論文題目 |
Hiroumi Kinjo, Hitoshi Tanaka, Yuta Haga, Takaya Tamaru, Junji Kobashi, Kazuhiko Sako, Kazunori Yamaguchi, Shinichiro Oka (株式会社ジャパンディスプレイ) | Ultrafine and crosstalk-free 2D tactile sensor by using active-matrix thin-film transistor array (ROBOMECH Journal volume 10, Article number: 14, 2023) |
分野融合研究優秀表彰
受賞者 | 論文題目 |
星野 航輝, 本田 康平, 青木 瑞穂, 奥田 裕之, 鈴木 達也 (名古屋大学) | 矩形形状を考慮した衝突回避による狭駐車場への自動駐車の実車検証 (ROBOMECH2023) |
豊田 真行 (奈良先端科学技術大学), 湯口 彰重 (東京理科大学), 趙 崇貴 (東京電機大学), 佐藤 勇起 (茨城大学), 高松 淳 (Microsoft), 中澤 篤志 (岡山大学), 和田 隆広, 小笠原 司 (奈良先端科学技術大学) | ユマニチュードの触れ始めを再現するロボットハンド (ROBOMECH2023) |
森 涼哉, 青山 忠義 (名古屋大学), 小林 泰介 (国立情報学研究所), 竹内 大, 長谷川 泰久 (名古屋大学) | 混合ガウスモデルに基づく理想軌道へ誘導可能な微細操作支援システム (ROBOMECH2023) |
トラン ドク リエム, 山脇 輔, 藤原 浩幸, 八島 真人 (防衛大学) | 人間ロボット協調作業のためのベイズ最適化によるインピーダンスプロファイル生成 (ROBOMECH2023) |
内田 和磨, 児玉 直紀, 黒田 和秀, 奥田 裕之, 鈴木 達也 (名古屋大学) | 進路が交差する歩行者間インタラクションの観測と判断モデルの構築 (ROBOMECH2023) |
辻 歩, 岩ア 悠希子, 西田 野々香, 加藤 史洋, 岩田 浩康 (早稲田大学) | Multi-presence における Attention Management に関する研究 ―主観・俯瞰視点に応じた拡張身体群への残存注意による パフォーマンス向上効果の検証― (ROBOMECH2023) |
渡辺 亮, 五十嵐 洋 (東京電機大学) | 痛覚を伴うファントムセンセーションの性質 (ROBOMECH2023) |
春田 鴻志, 吉元 俊輔, 伴 祐樹, 福井 類, 山本 晃生 (東京大学) | 低周波触圧分布提示のためのバルーンアクチュエータユニットの開発 (ROBOMECH2023) |
ODERDENE SARANOCHIR (名古屋工業大学), 橋本 雅俊, 度会 悦子, 五十嵐 崇訓 (花王株式会社), 田中 由浩 (名古屋工業大学) | 姿勢計測によるウェアラブル人工指における力推定の向上 (ROBOMECH2023) |
多賀 康太, 清水 俊彦, 小澤 正宜, 酒井 昌彦, 尾山 匡浩, Julien AMAR Samuel (神戸市立工業高等専門学校), 池本 周平 (九州工業大学) | 混合粉体を用いたジャミング転移センサの特性評価 (ROBOMECH2022) |
梅村 望, 田中 由浩 (名古屋工業大学) | 柔らかさを誘発する緩やかな曲面形状に関する基礎研究 (ROBOMECH2023) |
渡邉 一真 (株式会社高津製作所), 湯川 光 (名古屋工業大学), 南澤 孝太 (慶應義塾大学), 田中 由浩 (名古屋工業大学) | 協調作業の拡張を目指した複数の感覚運動情報共有デバイス (ROBOMECH2023) |
高見 太基, 齋藤 大雅 (電気通信大学), 亀岡 嵩幸 (筑波大学), 溝口 泉, 梶本 裕之 (電気通信大学) | スマートフォン側面部電気刺激インタフェースを用いた柔らかさ感を提示できるグリップ入力手法の検討 (ROBOMECH2023) |
鈴木 琳子, 澤田 秀之 (早稲田大学) | アルコール液滴内のマランゴニ対流と自走に関する考察 (ROBOMECH2023) |
鈴木 雅仁, 伊藤 伸太郎, 福澤 健二, 東 直輝, 張 賀東 (名古屋大学) | ナノ深さ矩形流路を用いたナノインプリント用 レジスト材料の濡れ現象の観測 (ROBOMECH2023) |
吉田 龍史, 木口 量夫, 西川 鋭 (九州大学) | 吸着機構を備えた空気圧駆動の人型ロボットによるバドミントンの踏み出し動作の実現 (ROBOMECH2023) |
作農 匠海, 山口 友之 (筑波大学) | スケートボード技術獲得を支援するインタラクティブシステムの検討 (ROBOMECH2023) |
角村 勇真, 鳥取 直友, 佐久間 臣耶, 山西 陽子 (九州大学) | 2細胞封入液滴の生成に向けた仮想粒子バルブの提案 (ROBOMECH2023) |
山下 忠紘 (慶應義塾大学), 瀧 真清, 谷田部 和貴 (電通大), VOGEL Viola (スイス連邦工科大学) | 蛍光共鳴エネルギー移動によりひずみを可視化するハイドロゲル (ROBOMECH2023) |
福永 裕輝, 鳥取 直友, 佐久間 臣耶 (九州大学), 坪内 知美 (基礎生物学研究所), 山西 陽子 (九州大学) | 融合細胞の作製に向けた2細胞封入液滴へのオンチップ電圧印可 (ROBOMECH2023) |
竹田 匠吾, 鳥取 直友, 佐久間 臣耶, 山西 陽子 (九州大学) | 高透磁率材料創生に向けたプラズマ誘起気泡の反応性界面の研究 (ROBOMECH2023) |
山崎 光一, 原 進 (名古屋大学) | マルチエージェントシステムによる低速降下物体の空中回収について (ROBOMECH2023) |
Last Update: 2024/09/18
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会