研究会のご案内
新たに2つの研究会が発足致しましたので、ご紹介いたします。
研究会 A-TS
03-04 「実験力学先端技術研究会」
幹事 幡中 憲治(山口大学)
平成3年4月に日本機械学会材料力学部門の中に実験力学研究会(主査:隆雅久教授(青山学院大学))が設置され、この研究活動は平成8年3月に一応終了しました。その後、この研究会の趣旨を継続・発展させ、平成9年度より新たに実験力学先端技術研究会(主査 森本春吉教授(和歌山大学))が発足しました。本研究会は、前実験力学研究会が目指した実験力学分野に関心をもつ研究・技術者の自由・闊達な活動の場の提供に加え、現場の技術者や実験力学の周辺(光、電子、計測制御、情報処理など)技術者が実験力学に関する最先端技術を現場で役立て得ることに資する研究交流の場とすることを目的としております。一方、これまで、前実験力学研究会が主体となり、米国の実験力学会(Society
for Experimental Mechanics, SEM)や欧州実験力学常設委員会(European Permanent Committee on
Experimental Mechanics, EPCEM)と連携して、3回の実験力学先端技術国際会義(ATEM '93,
'95および'97)を開催してきました。本技術研究会では、このような欧米諸国の関連学会との交流に加え、今後さらにアジア諸国の関連学会との交流を積極的に図ります。このように、本研究会は材力部門の第6技術委員会(国際交流)の支援組織として国内のみならず国外との交流促進の場としても活動いたします。
研究会A-TS
03-15 「エネルギー機器及び材料の健全性評価・向上研究会」
主査 安藤 柱(横浜国立大学)
エネルギー関連機器は、その内部に莫大なエネルギーを蓄積しているために、公衆災害防止の観点から、極めて高い安全性が要求されています。また、最近では経済性も強く要求されています。この相反する要求に答えるためには、多くの課題が残されているようです。その具体的な例としては、耐震裕度評価技術の確立、高経年化対策、寿命予測技術の高精度化、プラント維持基準の構築等を挙げることができます。これらは何れも重要な課題であり、それぞれの分野で活発な研究開発が実施されています。しかし、上記の課題は総合工学的な要素が強く、新分野の開拓・育成には、耐震工学、材料力学及び材料工学の広い範囲の若手研究者や技術者の協力が必須であると言えます。しかし、最近専門化の傾向が強く、異分野の方々との交流の場が必ずしも十分ではないとの指摘があります。とりわけ、次世代を担う若手の方々から、そのような要求が強く出されています。
そこで、若手を中心とした研究会を設置し、関連分野の研究者や技術者の交流を深め、上記分野の先端技術とその応用、更には将来の研究テーマ等に関する活発な討論や共同研究を進める活動を行っています。
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