材料力学部門の新なる展開を!
部門長 田中 啓介(名古屋大学)
平成9年4月から部門長を務めております。今年度は日本機械学会の創立100周年に当たるとともに、部門制移行後10年目になり、部門の役割や機能を再評価し、将来に向けて新なる展開をすべき時期に来ております。学術討論の中心としての部門の役割の強化や部門活動の自由化など、学会全体の第2世紀構想とも関連して部門の活動にさらなる展開が望まれています。
今期も部門の運営は、各支部から推薦された代議員のほかに行事に関係した若干名を加えた運営委員によって行っています。第75期の役割分担を表1に示します。総務以下の各技術委員会は委員長、幹事に数名の委員を加えて構成され、登録会員へのサービス、講習会、各種行事の企画などの活動を積極的に行っています。部門の登録者は5月30日現在で6128名で全部門中4位です。ちなみに、1位流体工学部門は7132名、2位機力・制御部門は6730名、3位熱工学部門は6604名となっており、材力部門の増加率はこのところ鈍りがちですので、会員全員のご協力により登録会員数の増加をお願いします。
日本機会学会の創立100周年記念行事の一環として、7月20日〜22日に東京フォーラムにおいて材料と力学に関する国際会議ICM&M’97を開催しました。引き続いて、7月25日と26日には和歌山において実験力学国際会議ATEM’97を開催しました。いずれの会議も、海外からの参加者を交えて、活発な討論が行われ盛会であり、また若い研究者や学生に発表・討論の国際的な場を提供することとなり、意義深いものでした。また、投稿論文のレビューも十分に行われて質の高いプロシーディングが刊行されています。それぞれの会議の実行委員会委員長として献身的なご努力をおしまれなかった中村春夫先生および森本吉春先生に敬意を表します。
今後、11月20日、21日には東工大において、材料の強度と破壊に関するモデリング・シミュレーション・マルチメディアシンポジウムが予定されているほか、講習会などの活動も企画いたしておりますので、ご協力の程お願いします。また部門活動に関するご意見がございましたら是非運営委員までご連絡ください。
第75期材料力学部門の委員会
委員会 |
担当 |
委員長 |
幹事 |
部門長 |
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田中啓介(名大) |
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副部門長 |
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白鳥正樹(横国大) |
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部門幹事 |
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岸本喜久雄(東工大) |
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総務 |
予算・庶務 |
岡部永年(愛媛大) |
星出敏彦(京大) |
広報 |
広報 |
北野誠(日立) |
西川出(阪大) |
第1技術 |
通常総会 |
岸本喜久雄(東工大) |
轟章(東工大) |
第2技術 |
全国大会 |
庄子哲雄(東北大) |
福永久雄(東北大) |
第3技術 |
材力講演会 |
小田勇(熊本大) |
坂本英俊(熊本大) |
第4技術 |
シンポジウム |
白鳥正樹(横国大) |
岸本喜久雄(東工大) |
第5技術 |
学会賞,部門賞 |
本間恭二(電通大) |
笠野英秋(拓殖大) |
第6技術 |
国際交流 |
澤俊行(山梨大) |
中村春夫(東工大) |
第7技術 |
講習会 |
川上崇(東芝) |
中村俊哉(東大) |
第8技術 |
会員登録 |
野中勇(IHI) |
青木満(東京電力) |
第9技術 |
年鑑,出版 |
坂眞澄(東北大) |
多田直弘 (トヨタ) |
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