LastUpdate 2006.8.4
「メカライフの世界」展 |
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2005年度「メカライフの世界」展 関西学生会
「メカライフの世界」展
○2005年11月26日,27日
○「メカライフの世界」展実行委員会/日本機械学会関西学生会/大阪市立科学館
○来場者総数:11月26日 414名,11月27日586名,合計1
000名
私たち日本機械学会関西学生会は,科学技術に対する興味と関心とを小・中学生を中
心として幅広く一般の皆様に持っていただくことが必要であると考えており,技術を
支えるさまざまな物理現象の実演・体験や種々の機械で楽しく遊ぶことを通して広く
科学技術への興味を持っていただきたく機会を提供することを本事業の開催主旨とし
ている.関西の機械系の学部・学科で学ぶ学生たちが,上記の趣旨に合致したさまざ
まな展示物や作品を持ち寄って,来場者に説明したり,実際の機械に触れてもらった
りしている.また工作コーナーを設けて,簡単なメカのおもちゃを作って体験してい
ただいた.
今年度は会場内に,空気集じん機,形状記憶合金を展示し,空気砲,二足歩行ロボッ
ト,ペットロボットといった科学技術や機械工学の不思議や楽しさを実際に体験して
いただく機会を提供した.工作コーナーでは,プロペラカー,紙コップギター,ブー
メランなどのものづくり体験コーナーを企画した.またロビーでは,昨年好評であっ
た手作りホバークラフトの体験試乗に加え,レスキューロボットのデモンストレーショ
ンと実際に触れていただく企画を実施した.
入場者は,初日が414名,2日目が586名の合計1
000名であった.小学校の低学年の子
供の多くは,まずロビーで順番待ちをしてホバークラフトに試乗したり,あるいはレ
スキューロボットなどの「動くもの」に興味を持っていた.また,会場内ではろうそ
くの炎が空気砲によって一瞬で消えてしまう様子に歓声を上げていた.年齢が上がる
につれて,二足歩行ロボット,空気集じん機,形状記憶合金などに興味を持つケース
が多いのは当然のことのように思われた.また,工作コーナーでは,親子が一緒になっ
てプロペラカーや紙コップギターの製作に夢中になる姿が多く見受けられた.アンケー
トの結果は,各展示物や工作コーナーを担当していた大学生が,子供たちへの接し方
について従来からのノウハウを十分受け継いでいたこと,女子学生を多く配置したた
め,おおむね好評だった.特に今回はパンフレットに「小・中学生対象」と明示して
いたこともあり,来場者が期待するものに対してこちらが用意したものが合致してい
たという印象があった.また,展示物の配置や展示内容をまとめた冊子を作り,配布
したことも,展示内容がよく理解できたと好評だった.
以上,本年度の関西学生会主催の「メカライフの世界」展は,地域の小・中学生の科
学技術に対する好奇心を高めるという点で成果を挙げることができたと思う.さらに
普段家庭や学校では体験できないような工作によって“ものつくり”に対する興味を
持たせることができたと考えている.
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