「情報マイクロ/ナノシステムのナノトライボロジー とダイナミクスに関する分科会」

略称;情報ナノトライボ・ダイナ分科会

Research Committee on Micro/Nano-Tribology and Micro-Dynamics of Information Micro/Nano Systems


主査氏名;  福井 茂寿
    〒680-0945 鳥取市湖山町南4-101 鳥取大学工学部 教授
    Tel & Fax: 0857-31-5324, e-mail: fukui@damp.tottori-u.ac.jp
幹事氏名;  徐 鈞国
    〒256-8510 神奈川県小田原市国府津2880
    日立グローバルストレージテクノロジーズ内
    日立製作所 主任研究員
    Tel & Fax: 029-832-4498, e-mail: xu@rd.hitachi.co.jp
松岡 広成
    〒680-0945 鳥取市湖山町南4-101 鳥取大学工学部 助教授
    Tel & Fax: 0857-31-5759, e-mail: hiro@damp.tottori-u.ac.jp

目的および調査研究事項

   21世紀には、産業構造,社会構造に大きな変革をもたらす基盤技術 として、情報技術(IT),バイオ技術等が注目されており、これらを 支援する共通基盤技術として、ナノテクノロジー(NT)の発展が期待 されている。すなわち、情報技術やバイオ技術を支える共通的な機械 的要求条件は、マイクロナノ領域の微細な相対運動を、超高精度かつ 安定に実現することであることから、情報機器,バイオ機器等が、ナ ノテクノロジーの具現化の対象として有望である。
 情報技術のうち、高度情報化の進展に伴って情報蓄積への要求はま すます増大し、とりわけ磁気記録装置では記録密度の向上や入出力の 高速化・高精細化が急速に進んでいる。この磁気記憶装置では、高記録 密度を実現するために、ヘッドと媒体のすきまがナノメータまで微小化 され、運動量よりも表面効果が支配的な領域に達しており、分子・原子 的な観点から、ヘッド媒体インタフェースの相対運動に伴う現象につい て解析分析するとともに、構成要素を設計評価することが重要な技術課 題になっている。さらにはナノテクノロジー関連のバイオ機器等の関連 分野における共通基盤技術との融合は非常に重要である。そこでこの分 野の研究者と開発設計者とが共通の基盤に立ち、研究調査と情報交換を 行うことにより、当分野の発展に資する。

調査研究事項

1.ヘッド媒体インタフェースの構成法
2.ヘッドスライダ設計と分子流体潤滑シミュレーション
3.分子層液体潤滑剤の膜形成とマイクロ流動とその計測・評価分析法
4.コンタクトインタフェースのマイクロダイナミクス
5.情報ナノシステム、バイオナノシステム等先端機器におけるナノテクノロジー


 分科会への参加ご希望の方は、e-mailで氏名,所属・役職,住所, 電話番号,Fax番号,e-mailアドレスをご連絡ください。また、分科 会の運営に希望があればお知らせ下さい(取りあげるテーマの内容, 議題発表の方法,開催期日など)。