実験流体力学 ~風洞実験と流体計測の実際~
【趣 旨】
自動車の走行中の抗力,ドアミラーやサンルーフの風切り音の改善,航空機や鉄道車両の空力特性の評価にはもちろん,さらに建物や橋梁の耐風設計の指針には風洞は不可欠な実験装置となっています.また,研究室レベルでも二次元チャネルや噴流,後流,剥離流れの実験に関しても,風洞の性能は得られるデータの信頼性を大きく左右する基礎技術として大切です.今回の講習会では,風洞設備運用の基本的な留意点を分かりやすく解説すると共に,空力騒音の測定,流の計測に関して従来の圧力測定や熱線流速計による流体測定に加えて,近年導入が進んでいると見られるレーザー計測をいかに効果的に行うかについて取り上げて参ります.本講習会は,企業の技術者や学部・大学院生を対象にしており,多数の方々の参加をお待ちしております.
【題目・講師】
10:00~11:30 空力騒音の計測と低騒音風洞の設計・運用法
藤田 肇 氏(日本大学)
11:40~13:10 風洞実験と熱線流速計のノウハウ
関下信正 氏(豊橋技術科学大学)
14:00~15:30 風洞実験とPIV計測の効果的運用
加藤裕之 氏(JAXA)
15:40~17:10 圧力計測に関するノウハウ
豊田国昭 氏(北海道工業大学)
17:20~17:50 機器展示メーカーによるプレゼン(予定)
18:10~20:00 懇親会(予定.懇親会費は別.詳細は講習会申込者に別途連絡)
【定 員】
50名程度(先着順により定員になり次第締め切ります)
【聴講料】
会員15,000円,会員外20,000円,学生員/大学院生の会員(准員/正員)*5,000円,一般学生7,000円〔*流体工学部門企画講習会では大学院生の会員(准員/正員)は,行事申込時に通信欄にお申し出頂いた場合に限り学生員の聴講料で参加ができます〕
いずれも教材1冊分の代金を含みます.開催日の10日前までに聴講料が着金するようにお申込ください.それ以降は,定員に余裕がある場合,当日受付けをいたします.なお,ご入金後の取消しのお申し出がありましても,聴講料は返金できませんので,ご注意願います.
【教材】
教材のみご希望の場合,一冊につき2000円(会員),3000円(会員外)にて頒布いたします.
(教材のみの販売についましては,講習会終了後には販売しません)
【申込方法】
申込者1名につき,行事申込書( http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm )に必要事項を記入してお申込みいただくか,Web(http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm )からお申込みください.