日本機械学会関西支部 ステップアップ・セミナー2015 ‐オープン・イノベーションが切り拓く新たな事業創造‐
(協賛)
日本ガスタービン学会,可視化情報学会,計測自動制御学会関西支部,精密工学会関西支部,システム制御情報学会,日本金属学会関西支部,日本計算工学会,日本材料学会関西支部,日本流体力学会,日本塑性加工学会関西支部,日本マリンエンジニアリング学会,化学工学会関西支部,日本化学会,日本伝熱学会,日本航空宇宙学会関西支部,溶接学会関西支部,日本船舶海洋工学会関西支部,日本冷凍空調学会,日本燃焼学会,日本鉄鋼協会関西支部,自動車技術会関西支部,ターボ機械協会,日本バーナ研究会,滋賀経済産業協会,京都工業会,奈良経済産業協会,兵庫工業会,大阪科学技術センター,日本技術士会近畿本部
【日時】
2015年11月18日(水) 9:00~17:00
【趣旨】
スピードが求められる今日の競争環境において,自社技術だけでなく他社が持つ技術やアイデアを組み合わせて,革新的な商品やビジネスモデルを生み出す「オープン・イノベーション」に転換する日本企業が最近増えています.求められる姿は,従来技術や非コア技術の外部による補填や研究開発コストの削減のためではなく,新たな事業創造を切り拓くための新規のコアテクノロジーの創成とビジネスモデル構築を巡る外部とのアライアンスです.そこでは,『これまでなかったものを新しく生み出す』シーズ発掘の視点での外部との連携が必要になると考えられます.本セミナーでは,この要望を解決するために,大学・企業・支援機関が異分野創造型「オープン・イノベーション」へ変革する道筋やあるべき姿を議論します.
【キーワード】
イノベーション,価値創造,技術経営
【プログラム】
09:00~09:05 開会挨拶
日本機械学会関西支部 副支部長 北村 隆行
09:05~09:15 趣旨説明
オーガナイザー:大阪ガス(株) 技術戦略部 オープン・イノベーション室長 松本 毅
09:15~10:15 【基調講演】日本企業のオープン・イノベーションの可能性とチャレンジ
日本企業のオープン・イノベーションのチャレンジについて解説する.
・高い経営成果を生む仕組みづくりとは
・変革の時代に経営に必要なものとは何かについて
一橋大学 イノベーション研究センター 准教授 清水 洋
10:15~11:00 【特別講演】今求められる大学発イノベーションとアントレプレナー
文部科学省のこれからの産業連携・地域支援政策について解説する.
・世界的なイノベーション競争に挑む際の課題
・外部に開かれたイノベーション活動(オープンイノベーション)に関する産業界の指摘
・大学を核としたイノベーション・エコシステムの形成の在り方
・文部科学省の最近のイノベーション関連施策
文部科学省科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課長 坂本 修一
11:10~12:00 【事例紹介】オープン・イノベーションで切り拓く新たな事業創造-大阪ガスの取り組み-
大阪ガスグループでは,技術開発のスピードアップと性能アップやコストダウンのために2008年からエージェント機能による内部・外部の連携の仕組みを構築し,外部技術の積極的活用を図るオープン・イノベーションを推進している.2015年度から新規テーマ創出・新規事業創造への取組みも開始した.大阪ガスの取組みについて事例紹介する.
大阪ガス(株) 技術戦略部 オープン・イノベーション室長 松本 毅
12:00~13:00 休憩
【パネルディスカッション】パネリスト・プレゼンテーション
13:00~13:20 P&Gにおけるオープンイノベーション-C&D戦略-
2000年からP&Gが推進してきたC&D(コネクトアンドデベロップメント)戦略について説明すると共に,最新のP&Gのオープンイノベーション戦略とオープンイノベーションの成功事例について紹介する. P&Gイノベーション(同) 研究開発本部 プリンシパルサイエンティスト コネクト アンド デベロップ マネージャー J.ラーダーキリシャナンナーヤ
13:20~13:40 イノベーションを加速する共創力-デュポンイノベーションセンターの仕掛け-
デュポンは,物を売るというより,問題解決とアイデア創生をご一緒に行うためのイノベーションセンターを設立し,グローバルに展開している.ここでの活動を中心としたオープンイノベーションについて紹介する.
デュポン(株) 常務執行役員 デュポンジャパンイノベーションセンター長 石岡 治道
13:40~14:00 IHIつなぐラボの取組み-共想から共創へ-
お客さまと新たなイノベーションを推進する拠点として「IHIつなぐラボ」を開設している.ここを中心としたIHIのオープンイノベーション活動について紹介する.
(株)IHI 技術開発本部 技術企画部 課長 古谷 聡司
14:00~14:20 共創の機能を備えた場つくり-Open Innovation Hub-
富士フイルムでは,社外のビジネスパートナーと新たな価値を「共創」する「Open Innovation Hub(オープンイノベーション ハブ)」を開設している.ここでの活動について紹介する.
富士フイルム(株) R&D統括本部 技術戦略部 統括マネージャー オープンイノベーションハブ館長 小島 健嗣
14:20~14:40 サントリーワールドリサーチセンターの概要とオープンイノベーション活動の取り組み
サントリーでは,社内外との「知の交流」を推進し,将来価値創造のためのイノベーションを巻き起こすべく,けいはんな学研都市に研究新拠点を開設している.本拠点の概要とオープンイノベーション活動の取り組みについて紹介する.
サントリーグローバルイノベーションセンター(株) インベーション創発部 上席研究員 山本 誠一郎
14:40~15:00 東レのオープンイノベーションへの取り組み-社内外の強みの融合によるイノベーション創出力の強化-
東レが取り組む様々なオープン・イノベーション活動に関して,より成功確率を高めるための仕組みや具体的事例を紹介する(グローバルな技術スカウティング,オープン・イノベーション拠点,ナショプロの活用,地域連携).
東レ(株) 渉外企画室 部長代理 尾関 雄治
15:10~16:55 総合討論
モデレーター:一橋大学イノベーション研究センター 准教授 清水 洋
16:55~17:00 閉会挨拶 日本機械学会関西支部 支部長 野村 剛
【定員】
100名
【申込締切】
2015年11月11日(水)(締切後でも定員に余裕があれば受け付けますのでお問合せ下さい)
【その他】
(1)申込み受付後,聴講券をお送りしますので必ずご持参ください.
(2)協賛学協会員の方も本会会員と同様にお取り扱いいたします.
(3)受講をキャンセルされる場合は2日前までにご連絡願います.2日前までにご連絡のない場合は聴講料をお支払いいただきます.