イブニングセミナー(第203回)港区長(日本初技術士区長)を体験しての気づき― 港区長としての気づき、留学しての気づき、技術士は社会、政治にもっと関われ! ―
【開催日】
2017年1月25日(水)18:00~20:00
【趣 旨】
技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による
人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて
発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,
社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を
担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つ
とともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,
技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
【テーマおよび講師】
2000年から2004年東京都港区長をたまたま頼まれ務め,地方政治の裏側を見た.
技術士の専門家,自身の建築事務所を経営していた立場から地方政治を担当し気が付いたことを紹介する. 区長の身分証明書はあるの? 議会の実態は? 議会対策は? 存在感の薄い技術職. 自治体にとり技術士の存在感は?
20代,3度海外留学した. 留学で気付いたこと.
日本の大学はアメリカの大学と似て非なる存在。大学の入学制度も全く異なる。地方自治体も似て非なる存在. アメリカの市役所は市民のため,公僕(おおやけのしもべ)そのもの. アメリカの技術士は年収いくらか?
社会,政治の中で技術士の存在感は?他の団体、例えば,医師会,歯科医師会,薬剤師会,弁護士会,税理士会,宅建協会などと比べ技術士会の存在は?
技術士は社会,政治にもっと関わるべきだ.
講師 原田敬美 (前港区長,技術士(建設),博士(工学),一級建築士)
<懇親会> 明治大学アカデミーコモン1階の「カフェパンセ」にて,講師を囲んで懇親会を行います.会費 3,000円程度
次回予定:(第204回)2017年3月29日(水)18:00-20:00
「自動車の自動運転 ー現在の技術開発の誤りと、あるべき展望ー」講師:佐藤国仁(日本技術士会登録製造物責任技術相談センター代表幹事、技術士(機械部門、総合技術監理部門)